2024年5月17日金曜日

進んで考え伝え合う子どもたち

1年生が、職員室や保健室、校長室などにやってきて、インタビューをする学習をしていました。

「失礼します。今、お時間よろしいでしょうか?」

など、大人のマナーもしっかりできていました。

子どもの柔軟な対応力には驚かされます。


職員室では、教頭先生に、

「どんな仕事をしていますか?」

「どんなことが好きですか?」

など、笑顔でインタービューをしていました。

あらかじめ用意していた質問だけではなく、

「好きな食べ物は何ですか?」

など、自分で考えた興味のあることについても聞こうとする子もいました。



体育館では5年生がよさこいの練習をしていました。

冒頭は音楽にあわせて準備体操、リズムにのって軽やかで、柔らかい体の動きができていました。


クロームブックで動画を確認して、チームごとに進んで部分練習をしていました。

毎年、曲は変わらないのですが、
振り付けは下学年と上学年で異なり、
学年が進むに連れて新たな挑戦ができるようになっています。

練習の様子をみると、中学年の時よりも上手くなろうという意欲が感じ取れました。

また、本番と同様の隊形移動など大切なポイントを互いに伝え合う様子がみられました。

本番にむけて、仲間と共に創りあげる楽しさを味わってほしいと願っています。


今週は放課後にグラウンドでお会いした保護者の方から、
「運動会、楽しみにしています!」
と応援の声をいただきました。

子どもたちの頑張る姿を、ご期待ください。

2024年5月16日木曜日

命を守る学習

本日は、晴天の中、避難訓練を行いました。

子どもたちが真剣に学習に取り組む姿、

教室で先生の話に耳を傾ける眼差し、

積極的に気づきを発表する前向きな態度、

訓練を終えて教室に戻るまでの落ち着いた様子がとても素敵でした。


2024年5月15日水曜日

花植えがはじまりました!

本日は、平年より気温の高い日でした。 

天気の良い中、午後から子どもたちが花植えをしてくれました。

玄関前に色鮮やかな花が並び、心が前向きになりました。

花を育てる子どもたちには、

「やさしい心で支え合う」

未来の種が実ることを願っています。


2024年5月14日火曜日

授業でつける力~自分にできることを見つける


午前中は、石狩教育局の方々が学校訪問されました。

午後、1~3年生の参観日でした。

子どもにとっては「授業参観」される一日でした。

教室に行くと、

「こんにちは!」

と元気に挨拶をしてくる子とか、

「校長先生が3人もいる!なんで?」

と聞いてくる子とか、

ノート整理に集中している子や

友だちと考えの交流を楽しんでいる子など、

様々な表情をみせてくれました。


アドバイスをいただいた中で、

・先生方がどう自分事として課題解決にむかうか?

・一緒にやっていく体制をどうつくるか?

という経営面の関わりについてお話がありました。

簡単に言えば、校長一人であれこれ言ったってうまくいかないよ、というメッセージです。


校長に求められる資質・能力の一つ、マネジメントの部分ですが、

これは人によって得意・不得意があるところです。

伝えるのが得意な人もいれば、

自分の背中を見せるのが得意という人もいれば、

よく話を聞いてサポートするのが得意という人など、多種多様です。


これらについて、私はどれも得意ではありません。

比較的、得意なことは、省察すること、空想すること、

いろんな対応策を図式化して考えることです。

シュミレーションすることが好き、いってみれば、「趣味レーション」です。

グラフィックデザイナー、設計デザイナーなどは、この力に長けているでしょう。


これと同じことが、子どもの授業でも言えます。

授業の中で、つぶやきや表情など、子供が発しているサインをキャッチする力、

先生に求められる資質・能力の一つ、見とる力(観察眼)です。

「名人芸」と呼ばれるような長けている先生もいますし、発展途上の先生もいます。

自分ができる、できないは別として、

みんな上手くなりたい、子どもの力を伸ばしたいと思って授業をしています。

経験値が違っても、そこは変わらない部分です。


例えば、今日の授業では、

「よくわかんない...」

という子供のつぶやきがありました。

しかしながら、動き出さない、書こうとしない、一見、何もしてないように見えても、

内面では思考している、考えを整理している状態であることがよくあります。


そこを察知して、先生は、

「どこまで考えたのかな?」と声をかけるとか、

赤鉛筆で薄く記し、小声で「なぞってね」と作業を促すとか、

「話したい人は手をあげて」と相談相手になるとか、

ノートに記した子ども考えをどの順番で取り上げるか作戦を練る(脳内シュミレーション)など、

関わり方は多種多様です。


初めての参観日の後、先生が変わったときの子供の態度の変化をみて、

(あの進め方で大丈夫なのでしょうか)

などと心配の声をいただくことがあります。


それは、子どもにとっても同じであって、

環境の変化の中で、どうふるまったらよいのか考えながら、心配と安心を連続的に経験しているのです。

(先生は次、何を言うのかな。どう答えたらいいかな。自分は何ができるかな。)

などと考えながら、

ですから、どの子にとっても「挑戦」の連続だということを私たちは常に考えて仕事をしています。

(今日はうまくいかなかったな、あの子ができるにはどうしたらいいかな、次は、どうやって伝えたらいいかな)

とか思案しながら、明日の授業にむけて教材研究をします。

その中でシュミレーションして、いくつかの中で最善の手を一つ選び、子どもとの授業に臨むのです。


「授業は格闘技」という言葉があります。

言ってみれば、一日、5~6時間のラウンド、生身の勝負の連続です。

子どもが何かをできるようになる、

熱中して取り組む、

価値をみつける、

時には、感動が生まれる。

そして、将来、生きていく上で必要な資質・能力を身につけ「卒業」していくという、

マラソンのように長いレースを、制限時間の中で子どもに伴走しています。

マラソン大会では、選手が完走するためのコース設定やエイドステーションなどの条件整備が必須です。

それは、学校ではカリキュラム(教育課程)、学びの環境を整えることです。


働き方改革という言葉が学校現場でも言われるようになり、

授業のやり方や仕事のやり方は、大きく変化してきています。

ムリ、ムダを省くことはある程度は必要です。

とはいえ、変わらないものもあります。


例えば、校外行事などで、

キャンプファイヤーで火を囲んで歌う、フォークダンスをする、演劇をする、みんなで踊るなどの特別な経験は、大人になってからは、そう体験することは少ないでしょう。

本日は、6年生がエスコンフィールドでファイターズの試合を観戦にいきました。

これも特別な体験です。

そこで生まれるものは、

自分は何が好きなのか、どんなことをしたいのか、

自分に何ができるのかを見つけること、

つまり、それは、人にとってどう生きるかという

「あり方」です。


私たち「先生」に一番必要な資質・能力は何かと問われたら、

私は、「待つこと」だと答えます。

子どもの成長を願い、自分から動き出すまで待つ。

伴走するのが私たちの仕事です。


たった一度の授業で人生観が変わることがある。

人の生き方に影響を及ぼすことがある。

そういう使命感をもって授業に「挑む」先生という仕事は尊敬に値すると私は思います。


子どもたちも、先生の思いを肌で感じているのを感じます。

素直な「緑っこ」を見ていると、

(先生は、自分たちのためにがんばっているから、話をきいてあげよう)

という感情をもって、大人につきあってくれているように思うのです。

(例えば、挨拶のとき「こんにちは」ではなく、本当は「こんちくわ」と言いたい遊び心をもっているとか・・・)


また、これまで出会った保護者の方から、

(家ではいうことを聞かないけど、先生のことは聞くんです)

という話を伺うことがよくありました。


つまり、子どもが学校でみせる姿と、家でみせる姿は違うということに気づき、

子どもが頑張っている姿を情報交流すること、

保護者の方と話をすることを楽しみにするようになりました。

すると、

(今まで気が付かなかった子どもことがわかってよかったです)

(今での関わり方が間違っていたのかなと思いました)

(子供が自分からやりたいって言ってきました)

という声を伺うことが増えていき、

保護者の方も子どもの変化とともに成長されていく素敵なドラマに出会いました。


人の性格・傾向はすぐには変わりません。

人の「あり方」に関わることですが、人それぞれ感じ方や価値観が違います。


でも、「やり方」は変えられます。

授業も同じです。

世の中が変化し、子どもの実態も変わってきているのに、

これまでのやり方が通用しなくなってきている状況です。


ただ、変化するには時間を要するということを少しだけわかっていただきたいのです。

心配の声をいただけることは、私たちにとって、そして、子どもにとって成長のチャンスであると考えています。

何かご相談したいことがありましたら、ご連絡の上、是非、校長室にお越しください。


私は授業で直接、子供の声を聴くことはできません。

でも、保護者の声に耳を傾けることはできます。

そして、先生の声を聴き、

子供にとって心地よい環境をどうやってつくったらよいかを考えることはできます。


昔、レゴブロックで遊んだときのように、

一人一人が自分にできることを一つ一つ積み上げて、

素敵な学校が創れたらいいなと心から願っています。

2024年5月13日月曜日

体を鍛える子どもたちに必要なもの~栄養、休養、睡眠、+???~

 


登校してきた子供たちは、口をそろえて、

「遠足が楽しかった!」

と話してくれました。

「何が一番楽しかったの?」

とたずねると、

「お弁当!」「ご飯食べたこと!」

という反応が圧倒的に多かったです。


ある子に、

「へえ~、美味しかったんだね。お弁当に何が入っていたの?」

と聞いてみました。

土日を挟むと大抵は忘れてしまっているものなのですが、

「たまごと、ハンバーグと、・・・」

と、お弁当箱の中身を思い出して、教えてくれました。

食べたものを思い出して、嬉しそうに話す様子は、とても素敵だと思いました。

また、別の子は、
「10人ぐらいつながって、一緒に食べたんだよ!」

とニコニコしながらおしえてくれました。


ラジオパーソナリティの金子耕弐さんに伺ったことですが、

______________

食卓を囲んで、

「美味しいね」

という瞬間を大切にしましょう

______________

というお話がありました。

それは、

______________

生きる勇気が湧いてくる、やる気が出るなどのエネルギーは、

「時間と感動を共有する」

ところから生まれるから。

______________

ということでした。


遠足でみんなで一緒に食べたお弁当のことが、一番、印象に残っているというのは、

子どもたちが、互いに「感動」を共有していたことの証です。


遠足が終わって疲れてグッスリ眠ったという子もたくさんいました。


別の子は、土日に熱を出したという話を教えてくれました。


遠足で体を鍛えた子どもたちに必要なものは

栄養、休養、睡眠、そして、

~感動~

でした。


体育館では、運動会にむけて、よさこいの練習をしていました。


写真は、踊りの練習ではなく、「対話」をしている場面です。

ペアで練習をするまでに、段階を追っていく授業が展開されていました。


まず、人と協調することに慣れる段階、

体の基本的な使い方(バランス感覚など)をインプットする段階、

相手と協力する意識を高めていく段階。

こうした順を追って、

ペアの練習場面につなげていくことで、楽しみながらスムーズな学習が行われていきます。


ここにも感動が生まれるチャンスがあります。

聞くところによると踊りは毎年変わっていないということですが、

そもそもダンスや表現というのは、本番で絶対に同じということはあり得ないものです。


野球の試合で、毎回、同じ展開がないように・・・。

負けても、勝っても、試合の中でいいプレーでは拍手が起きます。

それは、予想外・想定外のことが起きて、

「感動」しているからです。


運動では、無理な動きをすると、ケガをする場合もありますので、

ある程度、お手本をみて体の動かし方を身につける過程は大切です。


でも、大切なことは、

お手本どおりにみんなが同じように動きをそろえることよりも、

子どもたちが、どのように踊りたいのか、どう表現したいのか、

自分なりのアイデアを出すこと、自己表現をする場面をつくることです。


そして、仲間と一緒に考えていくプロセス、創りあげていく喜びを実感すること。

緑ケ丘小学校は、そういう場面をつくりだす学校であってほしい。


大人に言われたように生きるなんて、子どもたちは望んでいません。

枠を決めたら、はみ出すのが子供です。

やんちゃしてみたい、おてんばしてみたいのが子供です。


私たち大人が子供たちにできることは、

知的好奇心を刺激することではないかと私は考えています。


今日の授業をみていて、

子どもたちが思い思いに表現する、

仲間との対話を楽しみ、

創意工夫する、

そういう素敵なドラマが次々と生まれてくる未来を想像してワクワクしました。


運動会での子供たちが創り出す「感動」をお楽しみに・・・。

2024年5月10日金曜日

☆彡きらきらシャツで「さいこーさいこーさーいこう」

 



遠足の出発式。児童代表から3つの約束が伝えられ、元気よく返事をしていた緑っ子。
ワクワク気分満点のムードの中、校長挨拶でコールされ、もも上げダッシュ!
笑いが起きます。

ファイターズのプレゼントユニフォームをまとい、緑っ子をペップトークで励まします。
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「緑っ子の皆さん!(はいっ!)今日の遠足は今の返事で大成功です!」
「お腹が空いた人?(9割ほど手を挙げる)」
「お昼ご飯を食べるまで、しっかり歩かなくてはなりません。」

「この服、カッコイイと思う人?」
(大多数が挙手)」
「最高!最高!〇〇最高!って言ってみて」
(大きな声援が返ってくる)

「ファイターズのユニフォームを着ていた大谷翔平選手が、
2年前、WBCの決勝戦で仲間にペップトークをした。
最後に、何と言ったか知ってますか?」
(・・・?)
「さあ、行こう!」

「歩き疲れたら、自分を励ます言葉を言ってみよう」
「さいこーさいこーさあ、いこう!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「もう一度!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「もう一度!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「元気にいってらっしゃい!」
(行ってきます!)
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短く、わかりやすく、やる気が湧いてくる言葉かけ、それが、ペップトークです。

”優言実幸”(優しい言葉で幸せが実る)を心に秘めた緑っ子は、
「さあ、行こう!」
と声を出し、
ニコニコしながら手を振り、
元気にハイタッチして、
それぞれのゴールに向かって出発していきました。



















2024年5月9日木曜日

5・6年生・PTA合同環境整備作業~菜園づくりのプロになれる!?

 9日の午後、延期になっていた環境整備作業が晴天の中で行われました。保護者と5・6年生含めて約100名の力で、菜園の土おこし、草取り、肥料をまぜる作業をワイワイと仲よく協力しながら進めていました。

「土のにおいがするねー」

とか、

「大きいミミズがいる!」

とか、

「畑にあったチューリップを植えかえしてあげよう」

など、作業を通して、多くの気づきがあったようです。

最後に「菜園づくりのプロは何人?」クイズで労をねぎらいました。

ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。