2024年5月20日月曜日

爽やかな朝の風景

日が長くなり、日中の気温があがってきました。

中庭の八重桜は最盛期は過ぎたものの、ムラサキやオレンジのツツジとのコントラストが爽やかな初夏の彩りを楽しませてくれます。

裏の畑の前に一鉢が並べられていました。

畑には畝ができていました。

日々の活動の中で、土や植物からいただく自然の恵みを感じながら、心も体も元気な子どもがのびのびと成長していく様子が伝わってきます。

教室からは、よさこいの練習を楽しそうにしている声が響いています。

週明けの月曜日、少し眠そうにしている子もいましたが、
元気な声で「おはようございます!」と挨拶をする子どもたちがたくさんいました。
笑顔でハイタッチしてくれる子もいました。











2024年5月17日金曜日

進んで考え伝え合う子どもたち

1年生が、職員室や保健室、校長室などにやってきて、インタビューをする学習をしていました。

「失礼します。今、お時間よろしいでしょうか?」

など、大人のマナーもしっかりできていました。

子どもの柔軟な対応力には驚かされます。


職員室では、教頭先生に、

「どんな仕事をしていますか?」

「どんなことが好きですか?」

など、笑顔でインタービューをしていました。

あらかじめ用意していた質問だけではなく、

「好きな食べ物は何ですか?」

など、自分で考えた興味のあることについても聞こうとする子もいました。



体育館では5年生がよさこいの練習をしていました。

冒頭は音楽にあわせて準備体操、リズムにのって軽やかで、柔らかい体の動きができていました。


クロームブックで動画を確認して、チームごとに進んで部分練習をしていました。

毎年、曲は変わらないのですが、
振り付けは下学年と上学年で異なり、
学年が進むに連れて新たな挑戦ができるようになっています。

練習の様子をみると、中学年の時よりも上手くなろうという意欲が感じ取れました。

また、本番と同様の隊形移動など大切なポイントを互いに伝え合う様子がみられました。

本番にむけて、仲間と共に創りあげる楽しさを味わってほしいと願っています。


今週は放課後にグラウンドでお会いした保護者の方から、
「運動会、楽しみにしています!」
と応援の声をいただきました。

子どもたちの頑張る姿を、ご期待ください。

2024年5月16日木曜日

命を守る学習

本日は、晴天の中、避難訓練を行いました。

子どもたちが真剣に学習に取り組む姿、

教室で先生の話に耳を傾ける眼差し、

積極的に気づきを発表する前向きな態度、

訓練を終えて教室に戻るまでの落ち着いた様子がとても素敵でした。


2024年5月15日水曜日

花植えがはじまりました!

本日は、平年より気温の高い日でした。 

天気の良い中、午後から子どもたちが花植えをしてくれました。

玄関前に色鮮やかな花が並び、心が前向きになりました。

花を育てる子どもたちには、

「やさしい心で支え合う」

未来の種が実ることを願っています。


2024年5月14日火曜日

授業でつける力~自分にできることを見つける


午前中は、石狩教育局の方々が学校訪問されました。

午後、1~3年生の参観日でした。

子どもにとっては「授業参観」される一日でした。

教室に行くと、

「こんにちは!」

と元気に挨拶をしてくる子とか、

「校長先生が3人もいる!なんで?」

と聞いてくる子とか、

ノート整理に集中している子や

友だちと考えの交流を楽しんでいる子など、

様々な表情をみせてくれました。


アドバイスをいただいた中で、

・先生方がどう自分事として課題解決にむかうか?

・一緒にやっていく体制をどうつくるか?

という経営面の関わりについてお話がありました。

簡単に言えば、校長一人であれこれ言ったってうまくいかないよ、というメッセージです。


校長に求められる資質・能力の一つ、マネジメントの部分ですが、

これは人によって得意・不得意があるところです。

伝えるのが得意な人もいれば、

自分の背中を見せるのが得意という人もいれば、

よく話を聞いてサポートするのが得意という人など、多種多様です。


これらについて、私はどれも得意ではありません。

比較的、得意なことは、省察すること、空想すること、

いろんな対応策を図式化して考えることです。

シュミレーションすることが好き、いってみれば、「趣味レーション」です。

グラフィックデザイナー、設計デザイナーなどは、この力に長けているでしょう。


これと同じことが、子どもの授業でも言えます。

授業の中で、つぶやきや表情など、子供が発しているサインをキャッチする力、

先生に求められる資質・能力の一つ、見とる力(観察眼)です。

「名人芸」と呼ばれるような長けている先生もいますし、発展途上の先生もいます。

自分ができる、できないは別として、

みんな上手くなりたい、子どもの力を伸ばしたいと思って授業をしています。

経験値が違っても、そこは変わらない部分です。


例えば、今日の授業では、

「よくわかんない...」

という子供のつぶやきがありました。

しかしながら、動き出さない、書こうとしない、一見、何もしてないように見えても、

内面では思考している、考えを整理している状態であることがよくあります。


そこを察知して、先生は、

「どこまで考えたのかな?」と声をかけるとか、

赤鉛筆で薄く記し、小声で「なぞってね」と作業を促すとか、

「話したい人は手をあげて」と相談相手になるとか、

ノートに記した子ども考えをどの順番で取り上げるか作戦を練る(脳内シュミレーション)など、

関わり方は多種多様です。


初めての参観日の後、先生が変わったときの子供の態度の変化をみて、

(あの進め方で大丈夫なのでしょうか)

などと心配の声をいただくことがあります。


それは、子どもにとっても同じであって、

環境の変化の中で、どうふるまったらよいのか考えながら、心配と安心を連続的に経験しているのです。

(先生は次、何を言うのかな。どう答えたらいいかな。自分は何ができるかな。)

などと考えながら、

ですから、どの子にとっても「挑戦」の連続だということを私たちは常に考えて仕事をしています。

(今日はうまくいかなかったな、あの子ができるにはどうしたらいいかな、次は、どうやって伝えたらいいかな)

とか思案しながら、明日の授業にむけて教材研究をします。

その中でシュミレーションして、いくつかの中で最善の手を一つ選び、子どもとの授業に臨むのです。


「授業は格闘技」という言葉があります。

言ってみれば、一日、5~6時間のラウンド、生身の勝負の連続です。

子どもが何かをできるようになる、

熱中して取り組む、

価値をみつける、

時には、感動が生まれる。

そして、将来、生きていく上で必要な資質・能力を身につけ「卒業」していくという、

マラソンのように長いレースを、制限時間の中で子どもに伴走しています。

マラソン大会では、選手が完走するためのコース設定やエイドステーションなどの条件整備が必須です。

それは、学校ではカリキュラム(教育課程)、学びの環境を整えることです。


働き方改革という言葉が学校現場でも言われるようになり、

授業のやり方や仕事のやり方は、大きく変化してきています。

ムリ、ムダを省くことはある程度は必要です。

とはいえ、変わらないものもあります。


例えば、校外行事などで、

キャンプファイヤーで火を囲んで歌う、フォークダンスをする、演劇をする、みんなで踊るなどの特別な経験は、大人になってからは、そう体験することは少ないでしょう。

本日は、6年生がエスコンフィールドでファイターズの試合を観戦にいきました。

これも特別な体験です。

そこで生まれるものは、

自分は何が好きなのか、どんなことをしたいのか、

自分に何ができるのかを見つけること、

つまり、それは、人にとってどう生きるかという

「あり方」です。


私たち「先生」に一番必要な資質・能力は何かと問われたら、

私は、「待つこと」だと答えます。

子どもの成長を願い、自分から動き出すまで待つ。

伴走するのが私たちの仕事です。


たった一度の授業で人生観が変わることがある。

人の生き方に影響を及ぼすことがある。

そういう使命感をもって授業に「挑む」先生という仕事は尊敬に値すると私は思います。


子どもたちも、先生の思いを肌で感じているのを感じます。

素直な「緑っこ」を見ていると、

(先生は、自分たちのためにがんばっているから、話をきいてあげよう)

という感情をもって、大人につきあってくれているように思うのです。

(例えば、挨拶のとき「こんにちは」ではなく、本当は「こんちくわ」と言いたい遊び心をもっているとか・・・)


また、これまで出会った保護者の方から、

(家ではいうことを聞かないけど、先生のことは聞くんです)

という話を伺うことがよくありました。


つまり、子どもが学校でみせる姿と、家でみせる姿は違うということに気づき、

子どもが頑張っている姿を情報交流すること、

保護者の方と話をすることを楽しみにするようになりました。

すると、

(今まで気が付かなかった子どもことがわかってよかったです)

(今での関わり方が間違っていたのかなと思いました)

(子供が自分からやりたいって言ってきました)

という声を伺うことが増えていき、

保護者の方も子どもの変化とともに成長されていく素敵なドラマに出会いました。


人の性格・傾向はすぐには変わりません。

人の「あり方」に関わることですが、人それぞれ感じ方や価値観が違います。


でも、「やり方」は変えられます。

授業も同じです。

世の中が変化し、子どもの実態も変わってきているのに、

これまでのやり方が通用しなくなってきている状況です。


ただ、変化するには時間を要するということを少しだけわかっていただきたいのです。

心配の声をいただけることは、私たちにとって、そして、子どもにとって成長のチャンスであると考えています。

何かご相談したいことがありましたら、ご連絡の上、是非、校長室にお越しください。


私は授業で直接、子供の声を聴くことはできません。

でも、保護者の声に耳を傾けることはできます。

そして、先生の声を聴き、

子供にとって心地よい環境をどうやってつくったらよいかを考えることはできます。


昔、レゴブロックで遊んだときのように、

一人一人が自分にできることを一つ一つ積み上げて、

素敵な学校が創れたらいいなと心から願っています。

2024年5月13日月曜日

体を鍛える子どもたちに必要なもの~栄養、休養、睡眠、+???~

 


登校してきた子供たちは、口をそろえて、

「遠足が楽しかった!」

と話してくれました。

「何が一番楽しかったの?」

とたずねると、

「お弁当!」「ご飯食べたこと!」

という反応が圧倒的に多かったです。


ある子に、

「へえ~、美味しかったんだね。お弁当に何が入っていたの?」

と聞いてみました。

土日を挟むと大抵は忘れてしまっているものなのですが、

「たまごと、ハンバーグと、・・・」

と、お弁当箱の中身を思い出して、教えてくれました。

食べたものを思い出して、嬉しそうに話す様子は、とても素敵だと思いました。

また、別の子は、
「10人ぐらいつながって、一緒に食べたんだよ!」

とニコニコしながらおしえてくれました。


ラジオパーソナリティの金子耕弐さんに伺ったことですが、

______________

食卓を囲んで、

「美味しいね」

という瞬間を大切にしましょう

______________

というお話がありました。

それは、

______________

生きる勇気が湧いてくる、やる気が出るなどのエネルギーは、

「時間と感動を共有する」

ところから生まれるから。

______________

ということでした。


遠足でみんなで一緒に食べたお弁当のことが、一番、印象に残っているというのは、

子どもたちが、互いに「感動」を共有していたことの証です。


遠足が終わって疲れてグッスリ眠ったという子もたくさんいました。


別の子は、土日に熱を出したという話を教えてくれました。


遠足で体を鍛えた子どもたちに必要なものは

栄養、休養、睡眠、そして、

~感動~

でした。


体育館では、運動会にむけて、よさこいの練習をしていました。


写真は、踊りの練習ではなく、「対話」をしている場面です。

ペアで練習をするまでに、段階を追っていく授業が展開されていました。


まず、人と協調することに慣れる段階、

体の基本的な使い方(バランス感覚など)をインプットする段階、

相手と協力する意識を高めていく段階。

こうした順を追って、

ペアの練習場面につなげていくことで、楽しみながらスムーズな学習が行われていきます。


ここにも感動が生まれるチャンスがあります。

聞くところによると踊りは毎年変わっていないということですが、

そもそもダンスや表現というのは、本番で絶対に同じということはあり得ないものです。


野球の試合で、毎回、同じ展開がないように・・・。

負けても、勝っても、試合の中でいいプレーでは拍手が起きます。

それは、予想外・想定外のことが起きて、

「感動」しているからです。


運動では、無理な動きをすると、ケガをする場合もありますので、

ある程度、お手本をみて体の動かし方を身につける過程は大切です。


でも、大切なことは、

お手本どおりにみんなが同じように動きをそろえることよりも、

子どもたちが、どのように踊りたいのか、どう表現したいのか、

自分なりのアイデアを出すこと、自己表現をする場面をつくることです。


そして、仲間と一緒に考えていくプロセス、創りあげていく喜びを実感すること。

緑ケ丘小学校は、そういう場面をつくりだす学校であってほしい。


大人に言われたように生きるなんて、子どもたちは望んでいません。

枠を決めたら、はみ出すのが子供です。

やんちゃしてみたい、おてんばしてみたいのが子供です。


私たち大人が子供たちにできることは、

知的好奇心を刺激することではないかと私は考えています。


今日の授業をみていて、

子どもたちが思い思いに表現する、

仲間との対話を楽しみ、

創意工夫する、

そういう素敵なドラマが次々と生まれてくる未来を想像してワクワクしました。


運動会での子供たちが創り出す「感動」をお楽しみに・・・。

2024年5月10日金曜日

☆彡きらきらシャツで「さいこーさいこーさーいこう」

 



遠足の出発式。児童代表から3つの約束が伝えられ、元気よく返事をしていた緑っ子。
ワクワク気分満点のムードの中、校長挨拶でコールされ、もも上げダッシュ!
笑いが起きます。

ファイターズのプレゼントユニフォームをまとい、緑っ子をペップトークで励まします。
_______________________________________
「緑っ子の皆さん!(はいっ!)今日の遠足は今の返事で大成功です!」
「お腹が空いた人?(9割ほど手を挙げる)」
「お昼ご飯を食べるまで、しっかり歩かなくてはなりません。」

「この服、カッコイイと思う人?」
(大多数が挙手)」
「最高!最高!〇〇最高!って言ってみて」
(大きな声援が返ってくる)

「ファイターズのユニフォームを着ていた大谷翔平選手が、
2年前、WBCの決勝戦で仲間にペップトークをした。
最後に、何と言ったか知ってますか?」
(・・・?)
「さあ、行こう!」

「歩き疲れたら、自分を励ます言葉を言ってみよう」
「さいこーさいこーさあ、いこう!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「もう一度!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「もう一度!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「元気にいってらっしゃい!」
(行ってきます!)
__________________________________
短く、わかりやすく、やる気が湧いてくる言葉かけ、それが、ペップトークです。

”優言実幸”(優しい言葉で幸せが実る)を心に秘めた緑っ子は、
「さあ、行こう!」
と声を出し、
ニコニコしながら手を振り、
元気にハイタッチして、
それぞれのゴールに向かって出発していきました。



















2024年5月9日木曜日

5・6年生・PTA合同環境整備作業~菜園づくりのプロになれる!?

 9日の午後、延期になっていた環境整備作業が晴天の中で行われました。保護者と5・6年生含めて約100名の力で、菜園の土おこし、草取り、肥料をまぜる作業をワイワイと仲よく協力しながら進めていました。

「土のにおいがするねー」

とか、

「大きいミミズがいる!」

とか、

「畑にあったチューリップを植えかえしてあげよう」

など、作業を通して、多くの気づきがあったようです。

最後に「菜園づくりのプロは何人?」クイズで労をねぎらいました。

ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。










2024年5月8日水曜日

美味しい給食ありがとう!~食べながら心の対話をふかめよう

 

給食時間に放送があるとのことで教室を回ってみますと、
ピースやらポーズやら、アピールしてきた子供たち。

「給食は美味しいですか?」
(はい!はい!おいしいです!)

と元気満点でした。




放送では新しくみえられた心の相談員さんの紹介が行われました。
「早く皆さんとお話して仲よくなりたいです。」
というお話をされ、
一年生の子どもたちは温かい拍手を送っていました。

ふれあいルーム(心の相談室)の横には、5月の生活目標が掲示されています。

「時間を守って行動しよう」

どのクラスも給食時間を守って、準備を終わらせて会話をしながら食べることを楽しんでいる様子です。

何か嫌なことがあって心がふさぎ込んでしまうときはあるものです。
でも、とりあえず食事の時間には美味しくいただくことで、心も落ち着いてきます。

あるクラスでは、
「食べているとき、なんだか涙が出てきて・・・」
という会話をしていたので、

「あるある!一口食べたときに涙が出てきて、
食べながらずっと泣いてたことがあったなあ。涙の味がしたよ。」

なんて、笑い話になりました。


何か話したいことがあるときは、誰かに打ち明けることで心がスッキリすることもあります。

食べることも、話すことも、心とからだを整える上で大切なことだと思った一日でした。





2024年5月7日火曜日

小中合同あいさつ運動




連休明けの5月7日、小学校前で緑陽中学校と緑ヶ丘小学校の小中合同あいさつ運動が始まりました。

雨上がりの肌寒い朝でしたが、

小学生は交通安全旗、中学生はあいさつ運動の幟を掲げて街頭にたち、

「おはようございます!」と元気な挨拶を交わす様子がみられました。

両校の教職員も一緒に活動を見守りました。

活動は3日間行われます。


【お知らせ】

本日予定していたPTA環境整備作業、5・6年交通安全教室は雨天の影響により延期となりました。実施日については連絡メールにてお伝えいたします。

2024年5月2日木曜日

なかよし活動~”やりたい”を伝える~

1日の午前、全校児童が異年齢の8グループに分かれて、なかよし活動を行いました。

<なかよし活動とは?>

わからないことを教え合う、みんなが集まる場所での態度やルールを学ぶ場です。


事前に、6年生のリーダーは、2つの目標をもってリーダー会議に臨みました。

①思いやりの心をもつこと

②自分から声をかけ関わろうとすること


8人のリーダーが全校放送で活動の趣旨と抱負を話した後、

各班に分かれて、初めての活動が始まりました。



教室では、その心構えを見事に体現している姿がありました。

「みんながやりたい遊びを話し合ってください。」

「〇分たったら、発表してください。」

その声がけで、小グループで意見を出し、発表する様子がみられました。


グループによっては、みんながリラックスして楽しい雰囲気になるようにと、

”お絵描きクイズ”や、”宝探し”などの遊びをしていました。



クイズをやっていた班では、

「次、絵をかきたいひと?」

と呼びかけて、”やりたいこと”を引き出す関わりがみられました。



宝探しをしていた班では、

最初に宝を見つけた人が、次の宝を隠すルールで、連続して楽しめる工夫がみられました。




楽しいことは”もっとやりたい”という気持ちが沸き上がってきます。


鬼遊びなど、誰もが主役になれる遊びを考えることは、子供にとって重要な成長の機会だと思います。


”楽しく遊べてよかった。”

”みんなが楽しんでくれてよかった。”


と実感して、互いに仲よくなります。

また、何か目的をもって活動するときには、その関係性がプラスに反映していきます。


とはいえ、当然、うまくいかないことや我慢することも出てくるわけで、

そこで折り合いをつけることや、話し合う力がもとめられてきます。


5月中旬には、”生活アンケート”、”ともだちアンケート”を行い、

生活で気を付けることや、人間関係などの悩みに目をむけ、早期発見・解消する機会を設けていきます。








2024年5月1日水曜日

桜の木の下で

5月になり、竹葉公園の桜の花も見ごろになってきました。風で花びらが散っている様子もみられます。

(体育館横の桜)

(竹葉公園横の桜並木)

(桜 ひらひら 舞い散る)

(どちらが桜の木の幹でしょう?)

(満開の桜と緑ヶ丘小学校)

先日の朝会では、昨年の春、桜の花が咲いているのを覚えているかどうかを尋ねたのですが、半数くらいから反応がありました。

3連休明け、登校してきた子供が

「桜の花をみつけた!」

と嬉しそうに話してくれました。


北海道の桜といえば、エゾヤマザクラ。

本州で一般的なソメイヨシノとは開花時期も場所も異なります。

八重桜は時期が少し遅いので少し長く花見を楽しめそうです。

1,2年生の生活科では、”春をさがそう”、”春をみつけよう”などのテーマで、地域を探検する学習があります。

また、3,4年生の理科では、動植物の特徴を調べる学習があります。

5,6年生になると、さらに視野を広げて、自然界、地球、宇宙へと探索の場が移っていきます。


玄関先で登校してきた子供と「今日はあったかいね」などと天気についての話題から、

「今日は、あっついよ!だって、私、燃えてますから!」と返ってきたので、

「へえ~燃えてるんだ。今、何度くらい?」

などと面白い会話が続く中で、

「太陽の温度は何度かな?」

と問いかけに、

「1,000度!」

とか、話が膨らんでいきました。

何気ない会話の中から、子どもの興味・関心、ものの見方や心の状態も伝わってきます。


来週末は、遠足があります。

不思議を発見する目が育ってくれることを願っています。

2024年4月30日火曜日

1年生を迎える会~仲間とつながる~

児童会の企画による1年生を迎える会がありました。

新一年生を喜ばせようと、各学級が心をこめた歓迎の出し物を披露しました。

クイズや歌、リコーダーや鍵盤ハーモニカの演奏など、沢山の笑いと拍手が続きます。

後半は、マントを被ったダメダメ大王が登場、魔法にかかった6年生を1年生のパワーで助けるなど、楽しい演出に大いに盛り上がりました。











1年生は、お礼のきもちをこめて、朝の会などで練習してきた校歌を元気よく歌ってくれました。最後に、ランドセルに仕込んだ”お礼の言葉”が披露されると、拍手喝采が起きました。

和やかな雰囲気の中で、4月の最終日を迎えることができました。


2024年4月26日金曜日

とくいなことをみつけて~大谷マンダラート、NRTテストって?

 


25日、子どもたちにとって、チャレンジングな一日でした。2~6年生はNRT(norm-referenced test)学力テストに挑戦しました。GoogleでAI検索をすると以下のような説明が出てきます。

NRTは、全国標準に照らして学力の相対的な伸びや差を客観的に把握でき、基礎・基本~応用的な学力の診断に最適です。教研式知能検査・認知能力検査との相関利用によって、アンダーアチーバーやオーバーアチーバーを確認でき、個々に対応する個人内評価としても活用できます。

平たく言えば、前学年に学んだ教科(国語・算数)の学力の伸びを

全国平均値に照らしてみとるものです。

例えば、80点とったとしても、

全国平均値が80点だと「がんばったね」という評価になり、

65点だと「よくできました」という評価になります。


これをみて、子どもは「国語が得意」とか、「算数はもうちょっとだな」とか、知ることができます。

半面、あまり伸びがみられない場合は、「自分はできないんだな」と落ち込んでしまう、自己肯定感が下がる傾向につながってしまうことも想定されます。

これは人間形成上、あまり好ましくないので、

個人内の伸びに目をむけて、

「この部分はできているね」、

「この問題では説明する力がついたね」

など、”できているところに目を向ける”、

成長が実感できるよう、気づきをうながしていくことが大切になります。


そして、何よりも、「なりたい自分の姿を思い描く」ことが重要です。

そのために、夢や目標を書き出して、意識化することが大切になります。


25日の5年生の道徳の授業では、2人の先生がチームとなって、大谷翔平選手が夢を叶えるまでにどんな取り組みをしたかについて学んでいました。

WBC決勝戦前のスピーチ、「憧れたら越えられない」という仲間のやる気を高めた名言やダイジェスト動画をみて、

24名の子どもたちは、前のめりになって、ガッツポーズをしたり、拍手をしたり、つぶやいやりと、ワクワクした感情が伝わってきました。

その後、テキストに載っているストライクゾーンのような図(マンダラート)の中心に、

5年生の目標を記し、その周囲のマス目に、目標を叶えるために自分ができることを書いていくというプロセスは、大谷翔平選手の追体験そのものです。


6年生の教室でも、道徳の教材をもとに、自分の夢や目標を考える授業が行われていました。

「大人が、”挑戦したほうがいいよ”というのはなぜか?」

という問いかけに、子どもたちは、

「家でもよく言われる」などつぶやきながら、前向きに考えて意見を出していました。

目標を聞かれて話した内容には、

例えば、「周りの人に好かれるようになる」、「趣味のことを人に伝えたい」など、

自分自身に目を向けた意見が多く、中学生を前にした内面の成長、心の揺れ動きなどが受け取れました。

その中で、「まだ考えている途中」という回答があったのですが、これはとても意味のあることだと思いました。

夢や目標は途中で変わる場合があること、そして、考える過程を大切にしたいという願いがあると感じました。


また、6月の運動にむけて、児童会の企画で運動会テーマを募集していますが、6年生はテーマを記すのみならず、なぜそのテーマを考えたのかという理由も記していました。

これも考えるプロセスを大切にする意図が込められていて、良い取り組みだと思いました。


こうした心の動きや行動化の背景にある内面の思いは、数値では測れないもので、「非認知能力」と言われます。

この力が基盤となって、その上に、NRTなどのテストで見とる学力、「認知能力」が積み上げられていきます。


大谷マンダラートには、「運」を味方にするというワードが出てきます。

一方で、160km達成という数値も出てきます。

目標を立てる際には、数値化できるもの、できないもの、両方のバランス感覚をもって、

自分の強みをみつけてのばす、そのための努力の方向を見定めていく働きかけが大切です。


緑陽中学校区の小中一貫教育グランドデザインにある~大志をつなぐ~

に関わりますが、「学びに向かう力・人間性」を育むことは、学力形成の前提条件です。

その点から考えると、

こうした将来設計を考える授業は子どもへの関わり方だけなく、大人が仕事をする上でも役立つものだと思います。

授業参観や、PTAやCS事業の折など、キャリア教育の観点から、学校・家庭・地域で子供の成長を共に見つめる場をつくっていきたいと考えています。

25日のPTA役員会では、今年度の子どもを育ちを支えるPTA活動などについて、和やかな雰囲気の中、活発な意見交流が行われました。

様々な場で皆様方と対話しながら、子どもとともに大人も学び、つながり、成長を楽しむ学校・コミュニティスクールづくりに力を注いでまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。


2024年4月25日木曜日

こまったときは、はなしをしよう、そうだんしよう


1年生の教室の廊下には、ねんどでつくった作品が展示されています。

食べ物をテーマにつくったものと思われますが、

思い思いに想像をふくらませて創作を楽しんだようです。

作品を見ていると、何人か子どもが寄ってきて、

「これね、おだんごなんだよ」「これはパンケーキ、それで・・・」

などとお話してくれます。

私にできることは、

相槌のコツ「はあ~ん・ひょ~・ふ~ん・へえ~・ほお~」を使って、

驚いてあげるだけなのですが、子どもは嬉しそうな笑顔を返してくれます。

聞いてあげることが、子どもにとっては自信になるのだと思います。



さて、今週末から、飛び石にはなりますが、大型連休に入ります。

新学期、子どもたちは緊張しながらがんばって学校に通ってきて、少しつかれた様子もみえます。

ちょっとしたことで、心の悩みを抱えて、打ち明けることもなく、モヤモヤを抱えたままにしてしまう場合があります。

子どもにとっては、困ったときに相談できる大人がいることが、安心・安全、健康を保つことにつながります。

しかしながら、大人は仕事や家事があります。

子どもが、何か言いたくても、話を聞いてほしくても、すぐには相談できない場合があることでしょう。

学校では、困ったときには、担任に相談するように伝えていますが、相談できる人はあちこちにいたほうが何かと安心です。

緑ケ丘小学校には、「心の相談員」がいて、「そうだんのおへや」があります。

休み時間には、子どもたちが、相談員の先生がいるお部屋に遊びに行く感じで、「おはなしする」ことを楽しみにしている様子がうかがえます。


公的機関や専門機関が運営している、電話で相談できるホットラインなどもありますので、

保護者の方々には、知っておいていただきたいです。