【コラム】「子どもに贈りたい命のお話」
2/13午後、緑陽中学校区PTA講演会が会場とオンラインで行われました。
講師の方は、
「大人になったら終わりだ」
と、若者から相談を受けたことがきっかけで起業され、全国各地で講演されています。
まず世界の話題から始まりました。
・「性教育は人権教育」が世界のスタンダード
人権という視点でとらえると、
日本の小中学生が日本国憲法の条文から学ぶ「基本的人権」です。
性という漢字は、「心」を表す「忄」(りっしんべん)に「生」とかきます。
自分の心と体について考えることは、生きることそのもの、
つまり、自分の「命」の支え方、生き方について学ぶことになります。
「性教育を通じて、子どもに伝えたいことは?」
という問いのあと、参加者のシェアワークで活発な意見が出されました。
・子どもの自立
・体の成長について段階を踏まえて知ってくれたら
・命の大切さを伝えたい
・体の成長について段階を踏まえて知ってくれたら
・命の大切さを伝えたい
これを踏まえた上で、海外の格言を引用され、
☆「自分の身体をよく知っている人は、自信を持って生きている」
性教育を学ぶ意図について示されました。
<講師の願い>
1 健康なココロとカラダを作ってほしい!
2 自分を大切にできる=相手を大切にできる
well-beingは、ユネスコが示した性教育のキーコンセプトの中にも示されています。
その中心となるのは次の2つです。
▼「子どもたちの健康とウェルビーイング(幸福や喜び)や、子どもたちの尊厳を実現すること」
▼「子どもたちが生まれてから死ぬまでの生涯を通じて、自分たちの権利を守るということを理解し励ますこと」
その具体として、いくつかとりあげると、
学習目標(9~12歳)
・自分たちがしたくないことは断れるということをはっきりと示す(スキル)
学習目標(12~15歳)
・お互いのために包摂的であること、支え合うこと、尊重し合うことをみんなで主張するさまざまな方法を実際にやってみる(スキル)
とあります。要約すると、
・自分が望まないことははっきり断る
・互いに支え、尊重しあうこと
人が生きる上で大切なスキルだと思います。
講師の先生は、具体例を交え、子供に伝えるポイントを示されました。
☆どう伝えたら良いの?
1)否定せず、受け入れる
「良いこと聞くね!」
「そんなこと聞けるようになったんだね」
一旦、受け流す、後で答えるでもOK
2)嘘をつかない
「コウノトリが」「橋の下で拾ってきた」
なぜその質問をしてきたのか、背景を知る
3)全て「教えなきゃ」と気負わないで!
・家庭で教えることが全てではないし、伝えることが全てではない
4)「おふろ」は性教育の大切な場所
・男女の違い
・大人と子どもの体のちがい
<ポイント>
・知識のお守り
・必要なときになってからでは遅い話
<アンケート回答から>
1.満足度100%(参加者15名中、大変満足9名 満足5名)
2.参加者の声 (抜粋)
〇☆生理が来たときの対応、心の準備のお話 ☆中学生の時期の成長のお話し ☆身長、体重、体脂肪率のお話 ☆スマホなどの電磁波のお話 参加型の研修も素敵でした。事例や参加者の保護者の方々のお話しも勉強になりました。ありがとうございました。
〇男の子への性教育が知らないことも多く、びっくりしたこともありました。子供に質問された時のために、自分も準備しなければならないと思いました。こちょばしなどの家族での遊びにも注意が必要だと聞いて驚きました。
〇「No」「Go」「Tell」の大切さがわかりました。あなたは何も悪くないよ、子どもが安心して教えられる相手にならなくてはいけないと思いました。
〇講師のお人柄と講習の進め方から性教育のイメージが変わりました。子供との向き合い方に戸惑うことがありましたが具体的に子供への声がけの例をだしてくださり、わかりやすかったです。心が元気じゃないと、体も元気じゃないという言葉が印象的で、性、命すべてが結びついている事に気づきがありました。
〇傾聴せず寄り添わない大人の対応によって本当に子どもの命に関わるのだと痛感した。
〇今回の研修をきっかけにどうしてそう思ったのかとかBМI のお話、身体の成長の大切さをしっかり伝えていきたいと思いました。
〇性について伝える事や、思春期に向けて自信が持てるようにしてあげたいと思いました。
〇今回の研修会をぜひ子供たちにも受けて欲しいと思いました。
PTA主催「子どもに贈りたい命のお話~今日からできる簡単ステップ性教育講座」(講師 堂福 はる 氏)より
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