2024年10月8日火曜日

自分たちで楽しい学校をつくる~全校遊びで逃走中にチャレンジ

10/8、雨上がり、眩い日差しの中、 児童会の企画による全校遊びが行われました。

グラウンドにはサングラスをかけたハンター役の子どもたちが現れました。

スタート合図が告げられると、逃走者はグラウンドのあちこちに隠されていたボールを探し、一目散にグラウンドの四方へ散らばっていきます。

ハンターはボールをもっている人を追いかけ、タッチするというシンプルなルール。

たくさんのハンターがいる中で、逃げ切れるかどうかは、なかなかスリルのあるようで、次々と入れ替わる逃走者の歓声がグラウンドに響いていました。


朝は、書記局の子たちがあいさつ運動に出て、玄関前で元気に挨拶を交わす様子もみられます。

後期に入り、学校を楽しくする企画・活動を自分たちで創り実現することに喜びを感じているようです。


今週は、学芸会にむけ体育館での練習も始まりましたが、立ち位置は自己選択して決める、台詞のない部分の演技を自分で考え、周囲と相談して手直しをするなど、自分の言葉で伝えることや、仲間とのつながりを大切にする様子がみられました。

音楽演奏やダンスでも、最初は楽譜通りに演奏することや、踊りの型を真似ているところから、次第に、その子なりの表現の工夫がみえてきます。

筋道はあっても正解はない、周囲との関わりや秩序を保ちながら、表現の自由な世界を楽しんでいる様子がうかがえます。


こうした取り組みの中で、日常の挨拶や、授業の反応の良さなど、生活全体に波及効果があるようです。

2024年10月3日木曜日

仲間とつながる~全校ドッジボール大会にみる豊かなコミュニケーション

10月に入り、学芸会の練習も本腰が入ってきました。校内のあちこちで息の合った演奏の音が聞こえてきます。また、劇に取り組む学年は、自分たちで考えて表現を工夫していました。

3日、中休みに、児童会企画の全校ドッジボール大会が行われました。高学年の男子は利き腕とは反対の手でボールを投げるルールを守りつつも相手に向けて的確にボールをコントロールしてヒットしていました。

また、味方の中でボールを回す、キャッチしたボールを仲間に渡すなど、仲間と楽しく協力する姿が随所にみられました。勝敗がついた際も、勝ったチームは喜ぶ、勝ったチームに拍手を送るなど、これまでの学びで培った相手を尊重する態度も素敵でした。


朝の時間には地域ボランティアの方々による読み聞かせが行われました。英語で数字を数える、絵をみて質問に答えるなど、絵本の世界に親しむ様子がみられました。




また、学生ボランティアさんが子どもの反応をみながら問いかけ、またそこに反応する子どもの掛け合いの中に、目には見えない想像力やコミュニケーションの輪の広がりを感じます。


先日、来校された地域の方から、

「犬の散歩をしていると小学生も中学生も挨拶をしてくれる」

と嬉しいお話がありました。


1学期終業式で「挨拶は何のためにするの?」という話をしたところですが、

後期児童会選挙演説の折、

「挨拶をすることで自分も相手も元気になる」「気持ちのよい挨拶ができる学校にしたい」

という意見が発表されるなど、

日常から、自分なりの考えをもって挨拶をしようとする態度が伝わってきます。


こうした小さな成長のストーリーは、周囲の大人の働きかけがあってこそ生まれてくるものだと思います。

保護者・地域の皆様方の温かなお声がけや関わりに心から感謝申し上げます。