2024年11月16日土曜日

みどりの学び~中学生が学びをサポートする姿~


11/16土曜授業は、小中一貫の活動「みどりの学び」を行いました。


この活動が始まる前は、「親子でmanabi」という大人が主体となって、企画・運営していたようです。

実践を重ねる中で、子どもの主体性を育む観点から、中学生が学びのプログラムを組み立てる形へとアップデートしていきました。


2時間の中で、コースを2つ選択して、小学校の会場、中学校の会場、それぞれの場所に分かれて活動します。



ジャンルは、スポーツ、芸能、調理、お絵かき、工作など多岐にわたり、

「知ってる?日本語」、「みどりのバラエティ」、「はりきりミニバレー」、「ちばりよ!SASUKE」などネーミングも工夫しています。

体育館では、SASUKE(様々な障害を設けて、忍者のような動きをする活動)が行われていました。

小学校会場のプログラムは、小学生と中学生が1対1で競うもので、ハンディキャップはつけるものの、手加減することなく、本気で運動を楽しむ様子がみられ、参観された保護者・地域の皆さんから、声援や拍手が送られました。


中学校会場で工作を体験した子たちは、工作を完成させたあと、独特の形状をした筒形の紙飛行機を階段で飛ばして遊んでいました。

「つくる」、「飾る」、「遊ぶ」のプロセスを意図した内容は、

まるで、先生が行う授業のように綿密な準備と、小学生が楽しめるように考え抜かれていることが伝わってきました。


活動のあとは、小中合同で振り返りをしていました。

リーダーが「どうだった?」と声をかけると、

小学生から、「楽しめた」、「いい学びができた」などの感想が発表され、

中学生は「喜んでもらえてよかった」と笑顔でうけこたえをしていました。


小学校会場から戻る中学生に、

「今日はありがとう!かなり体力使ったでしょう?」

と声をかけると、

「はい!それはもう!」と元気よく返してくれて、

満足げな表情を浮かべつつ、友だちと笑い合う様子が、とても素敵でした。

子どもたちの学び合う姿をみると、

小中一貫教育のキーワード「つたえる、つながる、つづける」

という言葉の意味を実感できた日になったことと思います。

小学生と中学生が共に学び合う授業は、互いに良さを認め合う機会として、

未来へと受け継がれていくことを願っています。


2024年10月8日火曜日

自分たちで楽しい学校をつくる~全校遊びで逃走中にチャレンジ

10/8、雨上がり、眩い日差しの中、 児童会の企画による全校遊びが行われました。

グラウンドにはサングラスをかけたハンター役の子どもたちが現れました。

スタート合図が告げられると、逃走者はグラウンドのあちこちに隠されていたボールを探し、一目散にグラウンドの四方へ散らばっていきます。

ハンターはボールをもっている人を追いかけ、タッチするというシンプルなルール。

たくさんのハンターがいる中で、逃げ切れるかどうかは、なかなかスリルのあるようで、次々と入れ替わる逃走者の歓声がグラウンドに響いていました。


朝は、書記局の子たちがあいさつ運動に出て、玄関前で元気に挨拶を交わす様子もみられます。

後期に入り、学校を楽しくする企画・活動を自分たちで創り実現することに喜びを感じているようです。


今週は、学芸会にむけ体育館での練習も始まりましたが、立ち位置は自己選択して決める、台詞のない部分の演技を自分で考え、周囲と相談して手直しをするなど、自分の言葉で伝えることや、仲間とのつながりを大切にする様子がみられました。

音楽演奏やダンスでも、最初は楽譜通りに演奏することや、踊りの型を真似ているところから、次第に、その子なりの表現の工夫がみえてきます。

筋道はあっても正解はない、周囲との関わりや秩序を保ちながら、表現の自由な世界を楽しんでいる様子がうかがえます。


こうした取り組みの中で、日常の挨拶や、授業の反応の良さなど、生活全体に波及効果があるようです。

2024年10月3日木曜日

仲間とつながる~全校ドッジボール大会にみる豊かなコミュニケーション

10月に入り、学芸会の練習も本腰が入ってきました。校内のあちこちで息の合った演奏の音が聞こえてきます。また、劇に取り組む学年は、自分たちで考えて表現を工夫していました。

3日、中休みに、児童会企画の全校ドッジボール大会が行われました。高学年の男子は利き腕とは反対の手でボールを投げるルールを守りつつも相手に向けて的確にボールをコントロールしてヒットしていました。

また、味方の中でボールを回す、キャッチしたボールを仲間に渡すなど、仲間と楽しく協力する姿が随所にみられました。勝敗がついた際も、勝ったチームは喜ぶ、勝ったチームに拍手を送るなど、これまでの学びで培った相手を尊重する態度も素敵でした。


朝の時間には地域ボランティアの方々による読み聞かせが行われました。英語で数字を数える、絵をみて質問に答えるなど、絵本の世界に親しむ様子がみられました。




また、学生ボランティアさんが子どもの反応をみながら問いかけ、またそこに反応する子どもの掛け合いの中に、目には見えない想像力やコミュニケーションの輪の広がりを感じます。


先日、来校された地域の方から、

「犬の散歩をしていると小学生も中学生も挨拶をしてくれる」

と嬉しいお話がありました。


1学期終業式で「挨拶は何のためにするの?」という話をしたところですが、

後期児童会選挙演説の折、

「挨拶をすることで自分も相手も元気になる」「気持ちのよい挨拶ができる学校にしたい」

という意見が発表されるなど、

日常から、自分なりの考えをもって挨拶をしようとする態度が伝わってきます。


こうした小さな成長のストーリーは、周囲の大人の働きかけがあってこそ生まれてくるものだと思います。

保護者・地域の皆様方の温かなお声がけや関わりに心から感謝申し上げます。

2024年9月30日月曜日

中学校登校体験の学びを生かす

9月27日、6年生が中学校登校体験に出かけました。

「中学校の生活を体験をすることで今の小学校生活で大切なことを考える」というテーマのもと、それぞれが「私のテーマ」をたてて、中学校の授業を受ける、中学生の合唱を聞くなどの体験をしました。

中学校では、自主性、主体性が問われることを受けて、

子どもたちは、「自分たちで動いていた」「自分たちで話し合って決めていた」、「みんなのために動く」など、自分なりの気づきを得たようです。

また、小学校で大切にしたいこととして、「自分で考えて皆で共有する」、「学級で協力する」、「主体的に行動する」と、新たな学びを深めたようです。


9月30日の児童会認証式では、前期、後期の委員が振り返りや抱負を発表しました。小学校最高学年として、めざす方向性などを力強く語る様子に、頼もしさを感じました。

今後も、「みどりの学び」などで緑陽中の生徒と共に活動をする場面が多々ありますが、一つ一つの学びを生かし、「ねばり強くつづける」たくましさを身につけてくれることを願っています。



2024年9月20日金曜日

防災教室~北海道開発局~


北海道開発局の方々をお招きして、5年生が防災教室に参加しました。

開発局の方の講話の中で、多くの災害事例の資料や写真を紹介いただき、

子供たちは、質問したり、クイズの予想を発表したり、真剣な眼差しで防災について考えていました。

授業の後半には、体育館にドローンを飛ばしていただき、実際の災害では空から状況を把握することについても学ぶ場面もありました。

また、学校運営協議会委員、緑陽中学校の職員の方々も学習の様子を参観されました。

大人にとっても「学びが深かった」などの感想をいただきました。

今後も、地域の大人と子供たちが集い、地域の安全な暮らしづくりについて、ともに考える機会が生まれていくことを願っています。

ご協力いただいた開発局の皆様、ご参観いただいた地域の皆様に感謝申し上げます。

2024年9月18日水曜日

学校のリーダーを選ぶとき~児童会選挙に向かう真摯な姿

9月18日、後期児童会立会演説会が行われました。

立候補者の演説には、

学校を良くしたい、明るく元気にしたい、

いじめをなくしたい、廊下歩行を改善したい、

がんばっている人を支えたい、

困っている人を助けたい、

元気な挨拶をふやしたい、

「ありがとう」という言葉を言える学校にしたい、

など、様々な願いが込められていました。

立候補者と支える責任者の息の合った演説が終わるたびに、拍手が送られました。

選挙管理委員の運営、演説を聞く態度も立派でした。

リーダーとフォロアーそれぞれが支え合う姿がとても素敵でした。

後期の児童会活動で、子どもたちの活躍が期待されます。


2024年8月28日水曜日

引き取り型下校訓練

 2日目、地震等の災害発生で下校困難となった場合を想定して、引き取り型下校訓練を行いました。



学校から連絡を受けた保護者が迎えに来るまで、子どもたちは待機場所で静かに待つことや落ち着いて行動することを理解し、訓練に真剣に取り組む様子がみられました。

保護者のみなさまには、ご多用な中、訓練にご協力いただき、ありがとうございました。