薄っすら降った雪で、滑りやすい状況になった緑が丘小のゲレンデ。
午前中は1年生、午後は2年生がスキーの練習をしていました。
1年生はすっかりスキー操作にも慣れた様子で、
初めて、”てっぺん”(校舎1階の高さ)から10mほど下る緩やかなコースに挑みます。
ストックを横にして体の前に構えてバランスをとる作戦です。
ゴール付近は雪が積もっているところもあって、スキーが雪にはまって転んでしまうこともありましたが、それも経験です。
どうしたら安定した状態でとまれるのか、体で覚えていくことが大切です。
踏み固められたグラウンドでは、2チームに分かれてスキーでリレーに挑戦しています。
なんと、アンカーには担任の先生も登場、子どもに負けじと懸命に走る姿に、
子供たちから声援、歓声が沸きあがります。
最初はスキーの板を履くだけでも大変だったのですが、
数回の練習で、ゲレンデの頂上から自分で滑ることができるようになり、
また、平地ではスキーを逆ハの字にしてスケートのように滑走するまでに成長した姿に、
「うまくなったね!」
と先生方は手ごたえを感じ、見守ってくださった保護者の方々にも笑みがこぼれます。
2年生は、腕を左右に振って、自在に左右へターンをする様子がみられました。
練習で身につけた技を生かして、来年はスキー場へ行って滑りを楽しむことができるでしょう。
【コラム2】難問に挑む
「スキー授業は、将来、何に役に立つのですか?」
という1年生が出した”難問”に向き合ってみます。
スキーで転んでも、また立ち上がって滑る。
失敗しても、練習を積み重ねていく過程で、
様々な困難を乗り越える経験値があがります。
それは、
山頂に立った時に見える美しい景色のように、
新しい発見やできる感覚、自信をもつことかなと思うのです。
そんな「自分を好きになる旅」へ、向かっていくことかなと…。
別な言い方をすれば、培われるのは、
『レジリエンス』(折れない心)
でしょうか。
2年生が算数の難問に挑戦していました。
なかなか問題が解けずに、うーんと悩む様子もみえましたが、
1人が正解した瞬間、
(あれ!できたの?)
(どうやってやるの?)
(ひょっとして自分も解ける?)
というように、全体の空気が変わるのです。
すると、少しあきらめムードだった子がまた難問に向かうことも起きるのです。
授業に限らず、様々な場面で子どもたちの学びや遊びの中で起きる競い合いをみていると、
外的な刺激を受けて、思ってみなかったような力を発揮することがよくあります。
地域では行事やイベントなどが行われています。
子どもたちが多くの場に参加して、
自分が成長した実感が湧いてくる経験を積んでほしいと願っています。
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