2024年11月29日金曜日

いじめ防止にむけて「ハートフル集会」~HEARTS♡集会へのリレー~

11/29、朝の時間帯に、いじめ防止にむけて「ハートフル集会」を行いました。

児童会書記局の企画で、いじめ防止についての寸劇が披露されました。

いじめられている子が悲しんでいる状況について、
「わたしのせいじゃない」
という台詞を次々と語っていく場面を表現した後、
劇を観て感じたことを発表する展開に移りました。

「先生と話して、みんなで相談したい」
「なぜ、叩く必要があるのか、ちょっと叩いても悪いと思いました」
「泣いている人がいたら、大丈夫と声をかけようと思いました」
「いじめられている人がいたら、一緒に仲よくなりたいと思いました」

などの感想が出されました。全校児童の前で勇気を出して発声する姿が素敵でした。


その後、各学年の代表児童がいじめについて考えた学びを発表しました。

「ふわふわ言葉、ちくちく言葉、大丈夫と手をつないで一緒にいこう」
「『わたしのせいじゃない』を読んで、もっと人の気持ちを大切にしようと思った」
「みんなが笑顔になってほしい、笑顔であふれてほしい」
「いじめはぜったいによくない」
「相談にのってあげたい」
「いじめは60万件もある、スマホやネットでの悪口があると聞いて調べてみたら、小さなことを悪く言う書き込みがあるのを知って驚いた」
「10年経っても忘れられないイライラや嫌だという気持ちでいるのを知って、みんなが仲よく暮らせるようになったらいい」
「いじめといじりの違いについて、それらは、体に残り、記憶に残る、いじめは身近なもの、立ち止まって考えてみることに挑戦したい」

など、考えさせられる内容に、共感の拍手が起きました。


最後に、校長講話では個性の伸長といじめを関連付けて問いかけてみました。

「元気よく挨拶をします。おはようございます。」
(おはようございます)
「挨拶は自分の心を開放する、心を豊かにする、いじめを防ぐための第一歩だと考えています。」
「みなさん、なぜ、いじめはおきるのでしょうか?」
20名くらいが手を挙げました。
「今日の話を聞いて、自分の心について研究しましょう」

「皆さんは、自分のこと好きですか?」
「好きだという人は手を挙げて」
半数以上は手をあげていました。

「もしかしたら、自分が好きじゃないというのは、もっと背が高かったらよかったとか、
もっと足が速かったらとか、もっと勉強ができたらとか、自信がもてないのかな。」
「誰かと比べて自分はだめだなと思う気持ちを劣等感、コンプレックスといいます。聞いたことがある人?」
多数の子が手をあげました。
その後、小・中学生のとき、背が高いことで、いじめにあったモデルの言葉を紹介しました。

「百点満点の人なんていないし、向いていないこと、できないことがあるのは当たり前。でも、自分にはできることがある。」

と、観方を変える、とらえ方を変える大切さについて問いかけました。

「いじめは、みんなにしか防ぐことはできません。自分には何ができるかをしっかり考えて生活してほしい。」


私は自己肯定感と他者を認める力は相互関係があると考えています。
自分を大切にできる子は、他者の良さにも目をむけることができると思うのです。

子どもたちには、まず、「自分を大切にすること」を意識して、周囲の人の良さにも目をむけて、生活してほしいと願っています。

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