授業を通して育つのは学力だけではありません。集団の中で学ぶわけですから、その中で「人とのかかわり方」も学びます。
プリントを配ります。一番前の子どもに教師は「はいどうぞ。」と言って渡します。子どもは「ありがとう。」と言って、後ろの子の方を向いて「はいどうぞ。」と言って渡します。受け取った子どもは「ありがとう。」と言います。2年生の教室前を通った時、このやり取りが聞こえてきたので、とても嬉しくなりました。もし無造作に前を向いたままプリントを渡したりしたらどうなるでしょう?後ろの人の顔に当たったり、プリントがぐしゃぐしゃになったりします。時には「早くしろよ!」「ぐしゃぐしゃにするなよ!」などという事態になり授業がスムーズに進まなくなるかもしれません。
トラブルを回避するためというより、他を思いやり、多様な考えを受け入れる心、「仲間とつながる」子どもを育てていきたいと思います。
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