2022年5月24日火曜日

めざす授業②~この一時間で何がわかったか、何ができるようになったか

 前時までに学習した内容をもとに、この一時間の課題を設定します。例題から前の時間の計算とどこが違うのかを追究することにしました。個人で考えた後、自分の考えを発表し交流することで、課題の解決に向かっていきます。

友だち同士で計算方法を交流したり、教えあったりすることで、個々の考えを確かなものにしていきます。教わる子は「なるほど!」と理解することができ、教える子も相手に伝わる説明方法を学ぶことができます。もちろん教師や支援員による個別のアシストも行います。

課題は「これまでとちがうところは?」でしたが、この時間の学びを通じて「(計算方法は)これまでと同じ。まどわされないようにする。」ということがわかりました。つまりこのことが、教師がこの時間でわからせたかったことなのです。教師が一時間の授業をデザインするにあたって、この「何をわからせるか」を明確にし、そのゴールに向かってどんな課題を設定して、どんな学習活動を組んでいくかを考えることが大切です。

今日の学びを活かして、筆算の間違いの理由を説明する学習です。最後に、子ども自身が学習を振り返り、何を学んだのかを自覚させることが大切です。わかり具合を自己評価(バッチリ・まあまあ・もう一息など)させることで、次の段階への意欲を育てていくことも重要です。

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