2024年5月31日金曜日

学び合う子ども~法被姿で1年生教室へ~

登校後まもなく、1年生の教室へ法被姿の6年生が現れました。

練習では、6年生が法被姿で入場する様子をみて、1年生から「カッコいい!」と歓声があがっていました。

しかしながら、背中合わせの隊形で踊るので、1年生が6年生の踊りを正面から見る機会はなかったのです。

そうした状況の中、1年生が、

「6年生のよさこいを正面からみたい!」

とのリクエスト、その声に6年生がこたえて、踊りをみせにきてくれたのだそうです。

1組、2組に有志数名が、練習で鍛えた足腰、滑らかな手の動き、すばやい動きなどを意識して、力いっぱい踊りだしました。

どっこいしょー、どっこいしょー!
(どっこいしょー、どっこいしょー!)

ソーラン、ソーラン!
(ソーラン、ソーラン!)

1番、2番と曲が進む中で、応援する1年生のかけ声も次第に大きくなっていきました。


早く終わった6年生が、隣のクラスの仲間をこっそり応援する様子もみられました。


特別デモンストレーションが終わって、
6年生は、
(緊張した)
(ふらふらする)
(つかれたー)
などとつぶやきつつ、
全力を出し切って、充実した表情を浮かべていました。

1年生は、
「(低学年と)おどりがちがっていた!」
「すごくかっこよかった!」
「びっくりしたね!」
など、思い思いに感じたことを言いあっていました。

朝の活動を朝活と呼ぶことがありますが、
今日の朝は、
活力のカツ(活)、
気合を入れるカツ(活)、
緊張の中、己に向かうカツ(克)、
を感じる素敵な活動風景でした。

互いに学び合う子どもが感じたものは、
きっと、明日の本番に力となることでしょう。

子どもの活躍に、乞うご期待!







2024年5月30日木曜日

日常の振り返りから~自己肯定感が育まれる教室~


教室を訪れると子どもの学びの記録や通信などを目にします。先生からみた子供の様子、子ども自身の言葉から、子どもが何を考え、活動に向かっているかが伺えます。

運動会の総練習の実際の場面をみると、躍動的な動きや声の出し方、周囲との関わりや協力的な態度にある心の内側が見えてきます。

ほんの一部ではありますが、子どもや先生の言葉から、運動会当日に起きるキラキラしたドラマを想像してみてください。

<6年生>

・はっぴを着ると、普段よりも気が引き締まり、それが踊りにも表れていたように思います。

・団体競技「緑ヶ丘トレイルラン」では、子どもたちが、「どうしたら早くゴールできるか」を話し合っています。ここでもまた、6年生がリードして話し合いを進めています。

<3年生>

・「ぼうとり」で、みんなと力をあわせてかちたいです。

・「リレー」のチームで1位になる

・走るのをがんばる。

・あきらめないでがんばる。

・「よさこい」を大きくおどる。

<4年生>
(総練習の目標→振り返り)

・さいごまで全部の競技に全力を出す!→目標どおりさいごまで全力をだせた。

・みんなでがんばって白組がかつ→ぼうひきがたのしかったです

・負けないように声を出しまくる。がんばります。→くやしいきもちでいっぱいです。



2024年5月29日水曜日

やさしい心で支え合う~総練習で仲間の活躍を楽しむ

曇り空の中、運動会の総練習を行いました。

競技は、徒競走の一部、各学年の団体種目、緑ヶ丘よさこい2024、紅白選手リレー、プログラム全体を通して進行を確認しました。

低学年 玉入れ
(カゴにむかって、バン、バン、ボン)
中学年 棒引き2024

高学年 緑ヶ丘トレイルラン

緑ヶ丘よさこい2024 6年生の挨拶

競技の他にも子どもたちが活躍する場がいくつもみられました。

開会式の進行や挨拶をする子、

前に出てラジオ体操をする子、

太鼓をたたく子、

プログラム進行の案内をする子、

旗を振って応援する子、

用具を全速力で走って用意する子、

着順を知らせて優しく誘導する子、

誘導やお世話をする子、

リレーのスーパーサブでデモンストレーションで懸命に走る子、

ノリノリで実況アナウンスをする子、

曲を選んで音楽を流す子、

競技結果と勝敗を伝える子、

得点を集計して掲示する子、

団体戦にむけた作戦会議で対話する子、

仲間を助けに駆けつける子、

懸命にバトンをつなぐリレー選手、

仲間の活躍を飛び上がって喜ぶ子、

拍手で相手を讃える子、

それぞれが応援し応援される、支え合う中で数々の素敵なドラマがおきました。


そして、子どもたちの活躍をサポートする先生たち、さりげなく観覧にきてくださった保護者の方々の愛をとても有難く感じました。


競技には勝敗はつきもので、負けた時には残念な気持ちになるときもあります。

力を入れすぎて、転んでしまったり、アクシデントも起きえます。

我慢することや、気持ちを切り替える感情コントロールも必要になってきます。

そんなとき、やさしい心で支えてくれる友だちがいること、

そして、自分も周りを支えていることに気がついてくれたらと願っています。


成功も失敗も、どちらも挑戦した証です。

その時々を、学びの場面としてとらえて、運動会当日も、普段の学びを発揮してくれることを期待しています。


ご観覧の際は、子どもたちの普段の生活の様子にも想像をめぐらせて、温かい声援・拍手で励ましていただけたら幸いです。


<お願い>

観覧にお越しの際は、マナーを守っていただきますようお願いいたします。(大人の身の振り方を子供はしっかり見ています。)

以下、プログラム記載内容をご確認ください。

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お知らせとお願い

1.運動会の実施の有無は、当日6時10分頃(判断が難しい場合は6時40分頃)、マチコミメールでお知らせします。

2.駐車場はありませんので、徒歩によるご来校をお願いします。今年度も前日の席取りは行いません。事前の席取りはご遠慮ください。

3.ご近所の迷惑になりますので、路上駐車は絶対なさらぬようお願いいたします。

4.周りの方の迷惑になりますので、ペットをお連れになるのはご遠慮下さい。

5.当日は竹葉公園側のゲートを開放しますが、車両は進入できません。



2024年5月28日火曜日

自分の役割を果たす

グラウンド側の出口には、なのはな学級が植えた花鉢が鮮やかな色をはなっています。


雨上がりで、少し蒸し暑さを感じるくらいの日差しが照りつける中、開閉会式の練習が行われました。

校歌の音楽がかかると、元気よい歌声が校舎の中まで響いてきました。

児童会役員の挨拶や礼の練習、応援合戦など、子どもたちが頑張る様子がみられました。



6時間目には実行委員会が行われ、運動会の運営準備について確認していました。

自分の役割をしっかり意識して取り組む姿を頼もしく感じました。










2024年5月27日月曜日

一週間の始まりに~一冊の絵本がもたらすもの~

週明けの月曜日、眠かったり、気分が乗らなかったりすることがあります。

春先、4年生が種まきして芽を出してきた植物にも個体の差があり、まだ芽が出たばかりのものもあれば、大きな双葉を開いているものもあります。

授業が始まる前の静かな空気の教室を回っていると、中学年のクラスでは、絵本の読み聞かせムービーを見ていました。

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その物語の設定は、喧嘩をしていた姉と妹の訴えを母が仲裁する場面です。

姉のおさがりの服を着ていることを馬鹿にされた妹が泣く泣く訴える中、母は妹の本心に触れます。新しい服を買ってあげるとなだめるのですが、妹は納得しません。

妹の願いは、「おねえちゃんとおそろいの服を着たい」というのです。

最後に、お母さんが「わかったよ、3人で買いに行こう」という話です。

________

子どもたちは、関西弁の会話文や感情が伝わってくる表情の絵に釘付けで、クスクスと笑って楽しんでいる様子でした。

お話が終わるやいなや、子どもたちは次々と準備をして授業が始まっていきました。


『一冊の本・絵本が学校を変える』(多賀 一郎)の中で、

一週間のスタートに風を送る本が紹介されていました。

『ぼくとがっこう』(谷川 俊太郎)

絵本ナビで調べてみると、内容が紹介されていました。

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学校に行くのが好きな子も、好きじゃない子も。楽しい日の方が多い子も、そうじゃない日の方が多い子も。学校に行けば、色々なものがあるし、様々な経験をする。もちろん、子どもたちにとって、学校が全てではないけれど。そんな中、少しずつでも「自分の見たいもの」「感じたいもの」を見つけていきながら、卒業する日を迎えられることができたなら。
__________

谷川さんの詩は教科書や詩文集などで広く知られているところですが、谷川さんが、この本を通じて、子どもたちに伝えたかったことは何かなと興味が湧きました。

様々な場面で「学校は楽しい」という実感をもってくれたらと願うところですが、

その中でも、友だちと遊ぶことは子どもたちにとって大切な時間だと思います。


校長室を訪れた一年生が、「どんな本が好きですか?」と問いかけてきたので、

何冊か手元に置いてあった本をみせてあげました。

その1冊は、『ともだち』(いもと ようこ)です。

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「あるひ なかのいい さんにんの おとこが うみに つりに でかけました」

で始まりますが、嵐がおき、船をなくした3人は氷山の上で選択を迫られます。

流れてきたビンには紙きれが入っていました。

「このびんを ひろったものに ねがいを ひとりにひとつ かなえてやろう」

あかいぼうしのおとこは、「暖炉のそばに つれていってください」と願い、消えてしまいます。

あおいぼうしのおとこは、「スープがあるところに つれていってください」と願い、消えてしまいます。 

取り残された、きいろいぼうしのおとこは、「こんなとき、・・・」と、つぶやきました。

その結末は・・・

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きいろいぼうしのおとこのつぶやきは、とてもほのぼのとする言葉です。(続きが気になる方は読んでみてください)


一年生もかなり学校に慣れてきて、朝、自分で本を選んで静かな時間を過ごすことができるようになってきました。


寒さの中でもグラウンドに出てリレーのバトンパスの練習をする子どもたち。

授業では、進んで発表をする、友だちと問題を出し合うなど、よくがんばっているなと感心します。





寒暖の差もあって、体調を整えることに気を遣う日々ですが、

好きなことをしてゆったりと過ごすなど、心を整える時間も大切にしてくれたらと思った一日でした。

2024年5月24日金曜日

全校練習スタート~自分とまわりを意識するとき~


肌寒さを感じる曇り空の下、よさこいソーランの全校練習が行われました。

鳴子を手にしてグラウンドに集まってきた子どもたちはニコニコ笑顔でした。

「一年生のみなさん!」(はーい!)

「二年生のみなさん!」(はーい!)

と自分の学年を呼ばれると、声がかれるくらいの大きな声で返事をしています。

中学年も、高学年も、元気な返事をして、やる気満々の様子です。




はじめは場所の確認です。

6年生は裾の長い法被を纏い、本番さながらの感じで、グラウンド中央から扇状に開いて、ホームストレート上に並んでいきます。

入学式以降、毎日、教室にお世話に来てくれたことで、

6年生が大好きになった1年生は、

口々に「カッコいい~!」と憧れ目線で見つめていました。


その後、5年生が、6年生の縦列をめがけてダッシュでトラックを駆け抜け、



4年生はコーナーへ、続く3年生、その横に2年生と、グルっと長い楕円の隊列ができていきます。

最後は一年生が直線上に並び、それぞれが自分の場所を覚えて準備完了。


並び方がわかったところで、音楽にあわせて入場と踊りの練習が始まります。


「どっこいしょ~!どっこいしょ~!」

「ソーラン!ソーラン!」

「ハイ!ハイ!」

と声をそろえる、動きをあわせる場面を確認しました。


各学年の練習では、毎回めあてをきめる、友だちと動きを見あうなど、工夫しながら取り組んできたことが、初めての練習とは思えないほど、ダイナミックな動きや張りのある声になって迫力が伝わってきました。


自分一人で何かをするだけでなく、まわりの人と何かをすることに喜びを感じるのは踊りやダンスで得られる貴重な経験だと思います。

自分とまわりを意識するとき、

「がんばっていたね!」「声が出ていたね!」「よかったよ!」

などと声をかけあうことで、互いの成長を実感する運動会になることを願っています。

明日から土日は、ゆっくり休んで、本番までの1週間に向かう英気を養っていただけたらと思います。





2024年5月23日木曜日

エネルギー源はご飯~140年の時を越えて「いただきます」


今週、雨でグラウンドが使えない日もありましたが、

天候が回復した22日、爽やかな青空の下、中・昼休みにリレーの練習が行われました。

各チームは出走順に並び、スタート場所に分かれて、トラックを走り、仲間にバトンをつなぎます。

高学年リレーの選手たちは経験を積んでいるだけあって、しっかり地面を蹴って軽快に走る姿がみられました。

その周囲では、遊具で遊んでいる子どもがたくさんいました。こうした遊びから平衡感覚や握力など基礎体力が養われます。

チャイムがなると、子どもたちは、一斉に走ってグラウンドから階段を登り、校舎へ戻っていきます。

勉強も、運動も、がんばるためにはエネルギーが必要です。

体を動かすためのエネルギーは食べたものからつくられますが、

栄養素の分類でいえば、炭水化物(お米やパン、麺など)が主なエネルギー源となります。


4時間目が終わると、子どもたちは素早く給食の準備をしています。

昨日から、給食時間に「廣島村開村記念日唱歌」が校内放送で流れています。

 七五調で綴られた歌詞は、日本語の音韻の美しさを感じつつ、その時の廣島村の様子と人々の思いを想起させるものです。

 子どもにはやや難しい言葉もありますが、学習する中で言葉の意味やその背景に気がついていくことでしょう。

3・4年生の社会科副読本に歌詞が載っており、学習のまとめに中山久蔵さんに手紙を書く例が記されていました。

その中には、次のような記述があります。

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「私の家では、今、『ゆめぴりか』というお米を食べています。このお米は、久蔵さんがあきらめないでつくった『赤毛』の子孫だそうです。」

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赤毛米について調べてみると、北海道では馴染みの深い『ななつぼし』も、子孫だということがわかりました。


北広島市の給食は、週3回(月・水・金)、ご飯の日です。

昔から大切に育てられ、受け継がれてきた「種」だということに思いを巡らせ、

「いただきます」と言いたいと思います。

2024年5月22日水曜日

心に残る思い出をつくる~子どもたちのアイデアが未来を拓く~

運動会のテーマがグラウンド側の窓に掲示されています。

子どもの発案による心が前向きになる言葉が、太陽の光を浴びて輝いて見えました。



5年生は宿泊学習にむけて、どうやったら楽しい行事になるかを考えてアイデアを交流している様子です。

例えば、部屋割をきめる、バスで移動中や夕食後などレクレーションを企画する、見学の際やや夜の過ごし方など約束事を整理する、出発式や到着式でお世話になる方々に挨拶をするなどです。

バスレク係がつくったBGMリクエストカードが、同行する先生たちの手元にも届きました。

(「どんな曲をリクエストしたら子供たちが喜ぶかな?」と楽しみが湧いてきて、ふと、ラジオで流れてきた「緑黄色社会」の曲をリクエストしました。)


先日、偶然にもレクレーションをしている場面に遭遇。その大人たちは、”夜のマスオさん”、”のび太君を呼ぶドラえもん”など、「一発芸」をして楽しんでいました。

レクリエーション(recreation)の原義を紐解くと、再創造とありますが、

楽しい時間をつくる意識は、遊びの中から育まれていくのではないかと思います。


 行事では、それぞれが、やりたいことを実現するために、自分の役割を意識して責任を果たすこと、創りあげる喜びを体験することなど、子どもの成長にとって、いくつものメリットが生まれることと思います。

 同時に、様々なリスクが起きうることや、子どもがデメリットと感じてしまうことも想定して、行動プランを考えなくてはなりません。

 子どもたちは、企画づくりや活動を通して対話する中で、自分と他人の考えは違うこと、折り合いをつけることなどを学んでいくことと思います。


山中ともえさんの本に「ドラえもんの声」の話が出てきます。

_______________

 大山のぶ代さんは、とても特徴的な声だったので、子供の頃にいじめを受け、引っ込み思案になっていた時期があったそうです。

 それを乗り越え、中学に入って放送研究部に入ってアナウンスや演劇部に入り舞台に立つなど、特徴的な声が認められ、ドラえもんの声を26年間も担当するまでになりました。

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山中さんは、

「他人と比べて考えるのではなく、自分のもっている良さに気づき、その自分を大切にしていくことが大事」

と記しています。

 様々な行事の企画を考える中で、一人一人、心に残る思い出が残り、自分の良さを大切にする経験を積み、『未来を拓く』力をつけてくれることを願っています。

2024年5月21日火曜日

雨の日の子供の過ごし方~本に親しむ子たち~


小雨が降り、肌寒い一日。

朝の過ごし方は、本を読む、クロームブックを使って学習に取り組むなど、静かな時間の流れの中、穏やかな一日が始まります。

中休み、2階ホールでは、鬼遊びをしている高学年の子たちの笑い声が響いていました。

図書館には、低学年が多く来館し、一人で黙々と読書をしている子、友だちと一緒に本をみている子、借りた本を書棚に戻している子、貸出の仕事を頑張っている委員会の子、低学年に優しく関わっている高学年の子など、交流する様子がみられました。

先頃、朝読書の時間に高学年が『100万石の志 中山久蔵物語』※を読んでいました。


※北広島市教育委員会から市内の学校に配布されているもので、子供に伝わるようにマンガでわかりやすく、話し言葉を主体に書かれている物語です。


この本の中に、中山久蔵の志に触れるシーンがあります。

開拓使の松本十郎が、
「米が獲れんかったらお前はみんなに変人と言われたままだった」

と言うと、久蔵は、

「米が獲れんかったとしても、また来年やるだけじゃ」

とこたえます。さらに、

「誰もやらんかったことだからやるんじゃ」

「開拓するとは、そういうことじゃろ」

と語る場面です。


この言葉に出会った子どもたちは、何を感じ、どう思うのか、とても興味が湧くところです。


私は、この言葉にとても感銘をうけました。そして、旧島松駅逓を探検してみたくなりました。


今年は「きたひろしま開基140周年」記念の年です。5月23日は開村記念日です。

北海道の開拓の歴史を一人の人物の生き方から感じることができる物語。

生まれ育ったところについて知るきっかけの一つとして、

この本を大人の方にも読んでいただけたらとよいなと思いました。

多世代で交流する機会などを通して、これからの時代を生きるヒントが生まれてくるような気がしています。

2024年5月20日月曜日

爽やかな朝の風景

日が長くなり、日中の気温があがってきました。

中庭の八重桜は最盛期は過ぎたものの、ムラサキやオレンジのツツジとのコントラストが爽やかな初夏の彩りを楽しませてくれます。

裏の畑の前に一鉢が並べられていました。

畑には畝ができていました。

日々の活動の中で、土や植物からいただく自然の恵みを感じながら、心も体も元気な子どもがのびのびと成長していく様子が伝わってきます。

教室からは、よさこいの練習を楽しそうにしている声が響いています。

週明けの月曜日、少し眠そうにしている子もいましたが、
元気な声で「おはようございます!」と挨拶をする子どもたちがたくさんいました。
笑顔でハイタッチしてくれる子もいました。











2024年5月17日金曜日

進んで考え伝え合う子どもたち

1年生が、職員室や保健室、校長室などにやってきて、インタビューをする学習をしていました。

「失礼します。今、お時間よろしいでしょうか?」

など、大人のマナーもしっかりできていました。

子どもの柔軟な対応力には驚かされます。


職員室では、教頭先生に、

「どんな仕事をしていますか?」

「どんなことが好きですか?」

など、笑顔でインタービューをしていました。

あらかじめ用意していた質問だけではなく、

「好きな食べ物は何ですか?」

など、自分で考えた興味のあることについても聞こうとする子もいました。



体育館では5年生がよさこいの練習をしていました。

冒頭は音楽にあわせて準備体操、リズムにのって軽やかで、柔らかい体の動きができていました。


クロームブックで動画を確認して、チームごとに進んで部分練習をしていました。

毎年、曲は変わらないのですが、
振り付けは下学年と上学年で異なり、
学年が進むに連れて新たな挑戦ができるようになっています。

練習の様子をみると、中学年の時よりも上手くなろうという意欲が感じ取れました。

また、本番と同様の隊形移動など大切なポイントを互いに伝え合う様子がみられました。

本番にむけて、仲間と共に創りあげる楽しさを味わってほしいと願っています。


今週は放課後にグラウンドでお会いした保護者の方から、
「運動会、楽しみにしています!」
と応援の声をいただきました。

子どもたちの頑張る姿を、ご期待ください。

2024年5月16日木曜日

命を守る学習

本日は、晴天の中、避難訓練を行いました。

子どもたちが真剣に学習に取り組む姿、

教室で先生の話に耳を傾ける眼差し、

積極的に気づきを発表する前向きな態度、

訓練を終えて教室に戻るまでの落ち着いた様子がとても素敵でした。


2024年5月15日水曜日

花植えがはじまりました!

本日は、平年より気温の高い日でした。 

天気の良い中、午後から子どもたちが花植えをしてくれました。

玄関前に色鮮やかな花が並び、心が前向きになりました。

花を育てる子どもたちには、

「やさしい心で支え合う」

未来の種が実ることを願っています。


2024年5月14日火曜日

授業でつける力~自分にできることを見つける


午前中は、石狩教育局の方々が学校訪問されました。

午後、1~3年生の参観日でした。

子どもにとっては「授業参観」される一日でした。

教室に行くと、

「こんにちは!」

と元気に挨拶をしてくる子とか、

「校長先生が3人もいる!なんで?」

と聞いてくる子とか、

ノート整理に集中している子や

友だちと考えの交流を楽しんでいる子など、

様々な表情をみせてくれました。


アドバイスをいただいた中で、

・先生方がどう自分事として課題解決にむかうか?

・一緒にやっていく体制をどうつくるか?

という経営面の関わりについてお話がありました。

簡単に言えば、校長一人であれこれ言ったってうまくいかないよ、というメッセージです。


校長に求められる資質・能力の一つ、マネジメントの部分ですが、

これは人によって得意・不得意があるところです。

伝えるのが得意な人もいれば、

自分の背中を見せるのが得意という人もいれば、

よく話を聞いてサポートするのが得意という人など、多種多様です。


これらについて、私はどれも得意ではありません。

比較的、得意なことは、省察すること、空想すること、

いろんな対応策を図式化して考えることです。

シュミレーションすることが好き、いってみれば、「趣味レーション」です。

グラフィックデザイナー、設計デザイナーなどは、この力に長けているでしょう。


これと同じことが、子どもの授業でも言えます。

授業の中で、つぶやきや表情など、子供が発しているサインをキャッチする力、

先生に求められる資質・能力の一つ、見とる力(観察眼)です。

「名人芸」と呼ばれるような長けている先生もいますし、発展途上の先生もいます。

自分ができる、できないは別として、

みんな上手くなりたい、子どもの力を伸ばしたいと思って授業をしています。

経験値が違っても、そこは変わらない部分です。


例えば、今日の授業では、

「よくわかんない...」

という子供のつぶやきがありました。

しかしながら、動き出さない、書こうとしない、一見、何もしてないように見えても、

内面では思考している、考えを整理している状態であることがよくあります。


そこを察知して、先生は、

「どこまで考えたのかな?」と声をかけるとか、

赤鉛筆で薄く記し、小声で「なぞってね」と作業を促すとか、

「話したい人は手をあげて」と相談相手になるとか、

ノートに記した子ども考えをどの順番で取り上げるか作戦を練る(脳内シュミレーション)など、

関わり方は多種多様です。


初めての参観日の後、先生が変わったときの子供の態度の変化をみて、

(あの進め方で大丈夫なのでしょうか)

などと心配の声をいただくことがあります。


それは、子どもにとっても同じであって、

環境の変化の中で、どうふるまったらよいのか考えながら、心配と安心を連続的に経験しているのです。

(先生は次、何を言うのかな。どう答えたらいいかな。自分は何ができるかな。)

などと考えながら、

ですから、どの子にとっても「挑戦」の連続だということを私たちは常に考えて仕事をしています。

(今日はうまくいかなかったな、あの子ができるにはどうしたらいいかな、次は、どうやって伝えたらいいかな)

とか思案しながら、明日の授業にむけて教材研究をします。

その中でシュミレーションして、いくつかの中で最善の手を一つ選び、子どもとの授業に臨むのです。


「授業は格闘技」という言葉があります。

言ってみれば、一日、5~6時間のラウンド、生身の勝負の連続です。

子どもが何かをできるようになる、

熱中して取り組む、

価値をみつける、

時には、感動が生まれる。

そして、将来、生きていく上で必要な資質・能力を身につけ「卒業」していくという、

マラソンのように長いレースを、制限時間の中で子どもに伴走しています。

マラソン大会では、選手が完走するためのコース設定やエイドステーションなどの条件整備が必須です。

それは、学校ではカリキュラム(教育課程)、学びの環境を整えることです。


働き方改革という言葉が学校現場でも言われるようになり、

授業のやり方や仕事のやり方は、大きく変化してきています。

ムリ、ムダを省くことはある程度は必要です。

とはいえ、変わらないものもあります。


例えば、校外行事などで、

キャンプファイヤーで火を囲んで歌う、フォークダンスをする、演劇をする、みんなで踊るなどの特別な経験は、大人になってからは、そう体験することは少ないでしょう。

本日は、6年生がエスコンフィールドでファイターズの試合を観戦にいきました。

これも特別な体験です。

そこで生まれるものは、

自分は何が好きなのか、どんなことをしたいのか、

自分に何ができるのかを見つけること、

つまり、それは、人にとってどう生きるかという

「あり方」です。


私たち「先生」に一番必要な資質・能力は何かと問われたら、

私は、「待つこと」だと答えます。

子どもの成長を願い、自分から動き出すまで待つ。

伴走するのが私たちの仕事です。


たった一度の授業で人生観が変わることがある。

人の生き方に影響を及ぼすことがある。

そういう使命感をもって授業に「挑む」先生という仕事は尊敬に値すると私は思います。


子どもたちも、先生の思いを肌で感じているのを感じます。

素直な「緑っこ」を見ていると、

(先生は、自分たちのためにがんばっているから、話をきいてあげよう)

という感情をもって、大人につきあってくれているように思うのです。

(例えば、挨拶のとき「こんにちは」ではなく、本当は「こんちくわ」と言いたい遊び心をもっているとか・・・)


また、これまで出会った保護者の方から、

(家ではいうことを聞かないけど、先生のことは聞くんです)

という話を伺うことがよくありました。


つまり、子どもが学校でみせる姿と、家でみせる姿は違うということに気づき、

子どもが頑張っている姿を情報交流すること、

保護者の方と話をすることを楽しみにするようになりました。

すると、

(今まで気が付かなかった子どもことがわかってよかったです)

(今での関わり方が間違っていたのかなと思いました)

(子供が自分からやりたいって言ってきました)

という声を伺うことが増えていき、

保護者の方も子どもの変化とともに成長されていく素敵なドラマに出会いました。


人の性格・傾向はすぐには変わりません。

人の「あり方」に関わることですが、人それぞれ感じ方や価値観が違います。


でも、「やり方」は変えられます。

授業も同じです。

世の中が変化し、子どもの実態も変わってきているのに、

これまでのやり方が通用しなくなってきている状況です。


ただ、変化するには時間を要するということを少しだけわかっていただきたいのです。

心配の声をいただけることは、私たちにとって、そして、子どもにとって成長のチャンスであると考えています。

何かご相談したいことがありましたら、ご連絡の上、是非、校長室にお越しください。


私は授業で直接、子供の声を聴くことはできません。

でも、保護者の声に耳を傾けることはできます。

そして、先生の声を聴き、

子供にとって心地よい環境をどうやってつくったらよいかを考えることはできます。


昔、レゴブロックで遊んだときのように、

一人一人が自分にできることを一つ一つ積み上げて、

素敵な学校が創れたらいいなと心から願っています。

2024年5月13日月曜日

体を鍛える子どもたちに必要なもの~栄養、休養、睡眠、+???~

 


登校してきた子供たちは、口をそろえて、

「遠足が楽しかった!」

と話してくれました。

「何が一番楽しかったの?」

とたずねると、

「お弁当!」「ご飯食べたこと!」

という反応が圧倒的に多かったです。


ある子に、

「へえ~、美味しかったんだね。お弁当に何が入っていたの?」

と聞いてみました。

土日を挟むと大抵は忘れてしまっているものなのですが、

「たまごと、ハンバーグと、・・・」

と、お弁当箱の中身を思い出して、教えてくれました。

食べたものを思い出して、嬉しそうに話す様子は、とても素敵だと思いました。

また、別の子は、
「10人ぐらいつながって、一緒に食べたんだよ!」

とニコニコしながらおしえてくれました。


ラジオパーソナリティの金子耕弐さんに伺ったことですが、

______________

食卓を囲んで、

「美味しいね」

という瞬間を大切にしましょう

______________

というお話がありました。

それは、

______________

生きる勇気が湧いてくる、やる気が出るなどのエネルギーは、

「時間と感動を共有する」

ところから生まれるから。

______________

ということでした。


遠足でみんなで一緒に食べたお弁当のことが、一番、印象に残っているというのは、

子どもたちが、互いに「感動」を共有していたことの証です。


遠足が終わって疲れてグッスリ眠ったという子もたくさんいました。


別の子は、土日に熱を出したという話を教えてくれました。


遠足で体を鍛えた子どもたちに必要なものは

栄養、休養、睡眠、そして、

~感動~

でした。


体育館では、運動会にむけて、よさこいの練習をしていました。


写真は、踊りの練習ではなく、「対話」をしている場面です。

ペアで練習をするまでに、段階を追っていく授業が展開されていました。


まず、人と協調することに慣れる段階、

体の基本的な使い方(バランス感覚など)をインプットする段階、

相手と協力する意識を高めていく段階。

こうした順を追って、

ペアの練習場面につなげていくことで、楽しみながらスムーズな学習が行われていきます。


ここにも感動が生まれるチャンスがあります。

聞くところによると踊りは毎年変わっていないということですが、

そもそもダンスや表現というのは、本番で絶対に同じということはあり得ないものです。


野球の試合で、毎回、同じ展開がないように・・・。

負けても、勝っても、試合の中でいいプレーでは拍手が起きます。

それは、予想外・想定外のことが起きて、

「感動」しているからです。


運動では、無理な動きをすると、ケガをする場合もありますので、

ある程度、お手本をみて体の動かし方を身につける過程は大切です。


でも、大切なことは、

お手本どおりにみんなが同じように動きをそろえることよりも、

子どもたちが、どのように踊りたいのか、どう表現したいのか、

自分なりのアイデアを出すこと、自己表現をする場面をつくることです。


そして、仲間と一緒に考えていくプロセス、創りあげていく喜びを実感すること。

緑ケ丘小学校は、そういう場面をつくりだす学校であってほしい。


大人に言われたように生きるなんて、子どもたちは望んでいません。

枠を決めたら、はみ出すのが子供です。

やんちゃしてみたい、おてんばしてみたいのが子供です。


私たち大人が子供たちにできることは、

知的好奇心を刺激することではないかと私は考えています。


今日の授業をみていて、

子どもたちが思い思いに表現する、

仲間との対話を楽しみ、

創意工夫する、

そういう素敵なドラマが次々と生まれてくる未来を想像してワクワクしました。


運動会での子供たちが創り出す「感動」をお楽しみに・・・。

2024年5月10日金曜日

☆彡きらきらシャツで「さいこーさいこーさーいこう」

 



遠足の出発式。児童代表から3つの約束が伝えられ、元気よく返事をしていた緑っ子。
ワクワク気分満点のムードの中、校長挨拶でコールされ、もも上げダッシュ!
笑いが起きます。

ファイターズのプレゼントユニフォームをまとい、緑っ子をペップトークで励まします。
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「緑っ子の皆さん!(はいっ!)今日の遠足は今の返事で大成功です!」
「お腹が空いた人?(9割ほど手を挙げる)」
「お昼ご飯を食べるまで、しっかり歩かなくてはなりません。」

「この服、カッコイイと思う人?」
(大多数が挙手)」
「最高!最高!〇〇最高!って言ってみて」
(大きな声援が返ってくる)

「ファイターズのユニフォームを着ていた大谷翔平選手が、
2年前、WBCの決勝戦で仲間にペップトークをした。
最後に、何と言ったか知ってますか?」
(・・・?)
「さあ、行こう!」

「歩き疲れたら、自分を励ます言葉を言ってみよう」
「さいこーさいこーさあ、いこう!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「もう一度!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「もう一度!」
(さいこーさいこーさあ、いこう!)
「元気にいってらっしゃい!」
(行ってきます!)
__________________________________
短く、わかりやすく、やる気が湧いてくる言葉かけ、それが、ペップトークです。

”優言実幸”(優しい言葉で幸せが実る)を心に秘めた緑っ子は、
「さあ、行こう!」
と声を出し、
ニコニコしながら手を振り、
元気にハイタッチして、
それぞれのゴールに向かって出発していきました。



















2024年5月9日木曜日

5・6年生・PTA合同環境整備作業~菜園づくりのプロになれる!?

 9日の午後、延期になっていた環境整備作業が晴天の中で行われました。保護者と5・6年生含めて約100名の力で、菜園の土おこし、草取り、肥料をまぜる作業をワイワイと仲よく協力しながら進めていました。

「土のにおいがするねー」

とか、

「大きいミミズがいる!」

とか、

「畑にあったチューリップを植えかえしてあげよう」

など、作業を通して、多くの気づきがあったようです。

最後に「菜園づくりのプロは何人?」クイズで労をねぎらいました。

ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。










2024年5月8日水曜日

美味しい給食ありがとう!~食べながら心の対話をふかめよう

 

給食時間に放送があるとのことで教室を回ってみますと、
ピースやらポーズやら、アピールしてきた子供たち。

「給食は美味しいですか?」
(はい!はい!おいしいです!)

と元気満点でした。




放送では新しくみえられた心の相談員さんの紹介が行われました。
「早く皆さんとお話して仲よくなりたいです。」
というお話をされ、
一年生の子どもたちは温かい拍手を送っていました。

ふれあいルーム(心の相談室)の横には、5月の生活目標が掲示されています。

「時間を守って行動しよう」

どのクラスも給食時間を守って、準備を終わらせて会話をしながら食べることを楽しんでいる様子です。

何か嫌なことがあって心がふさぎ込んでしまうときはあるものです。
でも、とりあえず食事の時間には美味しくいただくことで、心も落ち着いてきます。

あるクラスでは、
「食べているとき、なんだか涙が出てきて・・・」
という会話をしていたので、

「あるある!一口食べたときに涙が出てきて、
食べながらずっと泣いてたことがあったなあ。涙の味がしたよ。」

なんて、笑い話になりました。


何か話したいことがあるときは、誰かに打ち明けることで心がスッキリすることもあります。

食べることも、話すことも、心とからだを整える上で大切なことだと思った一日でした。