肌寒さを感じる曇り空の下、よさこいソーランの全校練習が行われました。
鳴子を手にしてグラウンドに集まってきた子どもたちはニコニコ笑顔でした。
「一年生のみなさん!」(はーい!)
「二年生のみなさん!」(はーい!)
と自分の学年を呼ばれると、声がかれるくらいの大きな声で返事をしています。
中学年も、高学年も、元気な返事をして、やる気満々の様子です。
はじめは場所の確認です。
6年生は裾の長い法被を纏い、本番さながらの感じで、グラウンド中央から扇状に開いて、ホームストレート上に並んでいきます。
入学式以降、毎日、教室にお世話に来てくれたことで、
6年生が大好きになった1年生は、
口々に「カッコいい~!」と憧れ目線で見つめていました。
その後、5年生が、6年生の縦列をめがけてダッシュでトラックを駆け抜け、
4年生はコーナーへ、続く3年生、その横に2年生と、グルっと長い楕円の隊列ができていきます。最後は一年生が直線上に並び、それぞれが自分の場所を覚えて準備完了。
並び方がわかったところで、音楽にあわせて入場と踊りの練習が始まります。
「どっこいしょ~!どっこいしょ~!」
「ソーラン!ソーラン!」
「ハイ!ハイ!」
と声をそろえる、動きをあわせる場面を確認しました。
各学年の練習では、毎回めあてをきめる、友だちと動きを見あうなど、工夫しながら取り組んできたことが、初めての練習とは思えないほど、ダイナミックな動きや張りのある声になって迫力が伝わってきました。
自分一人で何かをするだけでなく、まわりの人と何かをすることに喜びを感じるのは踊りやダンスで得られる貴重な経験だと思います。
自分とまわりを意識するとき、
「がんばっていたね!」「声が出ていたね!」「よかったよ!」
などと声をかけあうことで、互いの成長を実感する運動会になることを願っています。
明日から土日は、ゆっくり休んで、本番までの1週間に向かう英気を養っていただけたらと思います。
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