登校してきた子供たちは、口をそろえて、
「遠足が楽しかった!」
と話してくれました。
「何が一番楽しかったの?」
とたずねると、
「お弁当!」「ご飯食べたこと!」
という反応が圧倒的に多かったです。
ある子に、
「へえ~、美味しかったんだね。お弁当に何が入っていたの?」
と聞いてみました。
土日を挟むと大抵は忘れてしまっているものなのですが、
「たまごと、ハンバーグと、・・・」
と、お弁当箱の中身を思い出して、教えてくれました。
食べたものを思い出して、嬉しそうに話す様子は、とても素敵だと思いました。
また、別の子は、
「10人ぐらいつながって、一緒に食べたんだよ!」
とニコニコしながらおしえてくれました。
ラジオパーソナリティの金子耕弐さんに伺ったことですが、
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食卓を囲んで、
「美味しいね」
という瞬間を大切にしましょう
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というお話がありました。
それは、
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生きる勇気が湧いてくる、やる気が出るなどのエネルギーは、
「時間と感動を共有する」
ところから生まれるから。
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ということでした。
遠足でみんなで一緒に食べたお弁当のことが、一番、印象に残っているというのは、
子どもたちが、互いに「感動」を共有していたことの証です。
遠足が終わって疲れてグッスリ眠ったという子もたくさんいました。
別の子は、土日に熱を出したという話を教えてくれました。
遠足で体を鍛えた子どもたちに必要なものは
栄養、休養、睡眠、そして、
~感動~
でした。
体育館では、運動会にむけて、よさこいの練習をしていました。
写真は、踊りの練習ではなく、「対話」をしている場面です。
ペアで練習をするまでに、段階を追っていく授業が展開されていました。
まず、人と協調することに慣れる段階、
体の基本的な使い方(バランス感覚など)をインプットする段階、
相手と協力する意識を高めていく段階。
こうした順を追って、
ペアの練習場面につなげていくことで、楽しみながらスムーズな学習が行われていきます。
ここにも感動が生まれるチャンスがあります。
聞くところによると踊りは毎年変わっていないということですが、
そもそもダンスや表現というのは、本番で絶対に同じということはあり得ないものです。
野球の試合で、毎回、同じ展開がないように・・・。
負けても、勝っても、試合の中でいいプレーでは拍手が起きます。
それは、予想外・想定外のことが起きて、
「感動」しているからです。
運動では、無理な動きをすると、ケガをする場合もありますので、
ある程度、お手本をみて体の動かし方を身につける過程は大切です。
でも、大切なことは、
お手本どおりにみんなが同じように動きをそろえることよりも、
子どもたちが、どのように踊りたいのか、どう表現したいのか、
自分なりのアイデアを出すこと、自己表現をする場面をつくることです。
そして、仲間と一緒に考えていくプロセス、創りあげていく喜びを実感すること。
緑ケ丘小学校は、そういう場面をつくりだす学校であってほしい。
大人に言われたように生きるなんて、子どもたちは望んでいません。
枠を決めたら、はみ出すのが子供です。
やんちゃしてみたい、おてんばしてみたいのが子供です。
私たち大人が子供たちにできることは、
知的好奇心を刺激することではないかと私は考えています。
今日の授業をみていて、
子どもたちが思い思いに表現する、
仲間との対話を楽しみ、
創意工夫する、
そういう素敵なドラマが次々と生まれてくる未来を想像してワクワクしました。
運動会での子供たちが創り出す「感動」をお楽しみに・・・。
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