休み明けの月曜日、体が思うように動かない、頭が働かない時がありがちです。
人がやる気になるのはどんなときでしょうか。
「さあ、やるぞ!」
「できる気がする!」
など、声を出すことで脳にスイッチが入るときがあります。
玄関前で、「緑っ子のみなさん、おはようございます!」と声をかけると、
「おはようざいます!」と元気な挨拶が返ってきました。
「今日は何が起きるのかな」、「何をしようかな」、
など、体に秘めているワクワクするエネルギーを感じました。
集中力を発揮できる環境は、人それぞれ違います。
例えば、漢字の練習。
指で空書き(そらがき)をしているとき、
書き順を声に出して空書きをしているとき、
鉛筆でなぞり書きをしているとき、
写し書きをしているとき、
タブレットなど画面に漢字が映し出されたとき、
漢字カードをめくっているとき、
迷路をたどってコースにある漢字をみつけているとき、などなど。
このように、違いをもつ子供たちがいる教室には、多様な学びの風景があります。
それぞれの「やる気のスイッチ」にあわせて、
あの手この手でアプローチしていく先生は、ある意味、”スーパーマン”です。
それは、ファイターズガールのリーダーが、
アトラクションで観客を楽しませる様にも似ています。
多様な学びの風景の中、
教室に掲示された「めあて」には、子どもの「なりたい姿」が記してあります。
例えば、学習では、
”理科の実験をがんばる/社会の見学でしっかりしらべる/ていねいに書く/わり算をがんばる”
生活では、
”いやなことをいわない/時間をまもって行動する/あいさつをちゃんとする/友だちと仲よく遊ぶ/人が落ちこんでいたら声をかける”
1年間続けることは、
”こまったらことは、しっかりきく/やさしい言葉をみんなにつかう/学校を毎日休まずに来る/家庭学習を毎日やる/人の目をむいて「おはようございます」を一年間続ける”
など。
こうした「めあて」をみていると、
毎日、それを意識して取り組んでいる姿、
思い描いた目標を達成している姿、
夢が叶っている状態の子供に出会います。
一番わかりやすいのは、朝、「立ち止まって、挨拶をしている」子供の姿です。
でも、思い描く夢は一つではありません。人それぞれ違います。
向かう目標、そこに至るプロセスも違いますが、
それを達成するときには、心に強い願いをもつこと、それを意識すること、
グリッド(折れない心)ともいわれますが、
願い「つづける」こと、粘り強さが大切になってきます。
「なりたい自分の姿」を思い描くことができる力、
つまり、想像力を働かせていることが、未来の自分をつくります。
めあてに書かれたシートをみながら、
1年後の、素敵な子供たちの成長の姿を思い浮かべています。
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