玄関前には、「すすんであいさつ」の掲示物が貼ってあります。
本校では、子ども一人一人を大切にし、よりよい集団づくりを目指し、
QーU(Questionnaire-Utilities)「楽しい学校生活を送るためのアンケート」
を活用して、発達を支える環境づくりをすすめています。
このアンケートには、例えば、
・クラスの人は、あなたに声をかけてくれ、親切にしてくれますか?
・いい人だなと思う友だちや、すごいなと思う友だちがいますか?
など、やる気のあるクラスをつくるための質問があります。
また、
・あなたが失敗したときに、はげましてくれることがありますか?
・あなたの気持ちをわかってくれる人がいると思いますか?
など、居心地のよいクラスにするための質問があります。
これらをもとに、今、どんな状況におかれているのかをみながら、子どもと面談するなどして、成長を支えるクラスづくり、生活環境づくりを子供と一緒に考えていきます。
このアンケートは、マズローの欲求5段階説に基づいて作られたもので、
簡単に言えば、「自分の居場所」を実感できているかをみるものです。
(参考)マズロー欲求5段階説
5つの欲求には、
「生理的欲求」「安全欲求」「所属と愛の欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」があり、
三角形の底辺から、順に上に積み上げられるように説明されています。
つまり、底辺に近いほうが満たされていなければ、上段の欲求は満たされにくい状況を示します。
例えば、
「お腹が空いているいるときは、勉強に力が入らない」
のようなことです。
高次の段階では、
「自分のことを認められていると、夢や目標を叶えようと努力できる」
ということになります。
23日の全校朝会では、次のように話しました。
「クラスに貼ってある紙には、”算数をがんばりたい”とか、”友だちと仲よくしたい”とか、願いや夢、目標を書いているよね。」
「それを叶えるには、どうしたらいいかな?」
と質問すると、(努力)とか、(あきらめない)という素敵な言葉が返ってきました。
そして、
「自分を応援してくれる人をつくることが大切」
と伝えました。
(その際に、忘れてはいけない「お約束」についても、伝えました。)
困っているときには、
「何がしたい?」
「どうなりたい?」
など、問いかけをすることで、心の状態をつかめます。
そして、そのために何ができるかを、みつけていきます。
新学期から3週目、緊張もほぐれてきて、やや疲れてくるころです。
子どもの願いをキャッチして、その後押しをする関わりを続けていきます。
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