2024年6月7日金曜日

仲間と「つながる」ねばり強く「つづける」小中一貫教育~中学生の背中を追いかける子ども~

5年生と中学2年生、小中合同での体力テストに取り組みました。



今年、初めての取組になりますが、小中学生が応援しあう様子、測定や記録の際に協力するなど、相互の関わりが素敵でした。 

握力、前屈、立幅跳びでは、互いに記録を見あって、中学生が適切な助言や励ましをするなど和やかな雰囲気でした。

シャトルランでは、初めに、中学校の先生がポイントを示してくださった後、小中学生が交じったグループに分かれて、自己ベスト記録を目指して挑戦しました。

体力差もあるので小学生は5分間ほどで終了となりましたが、前半は中学生の背中を追いかけつつ、がんばりました。

その後、中学生が10分間ほど継続して走り続ける様子をみて、拍手や応援の声が飛び交い、子どもにとって大いに刺激になったと思います。

一人一人、最後まで走り続ける姿から、”ねばり強さ”を感じました。


6年生は、2週間後の修学旅行に向けて事前学習に取り組んでいます。

今年の行き先は胆振方面ですが、見学先となっているウポポイと北黄金貝塚に関する学習を通して、様々な気づきががあったようです。

子どもの振り返り・感想から、修学旅行にむけた興味・関心の高まりを感じました。

一部を紹介します。

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◎ウポポイに関して~北海道の地図からアイヌ語をもとにした地名を調べる

<振り返り>

〇地名・アイヌ語に関して

・北海道の地名の由来について考えることができた

・北海道の地名にちゃんと意味があるということを初めて知った 

・ちがうアイヌの言葉の意味も知りたいと思った

・特に地名なんて考えていなかったけど、話を聞いて「内」、「別」とかの意味がわかった。ウポポイに行ったときにはアイヌのことをくわしく見てみたい。

・こんなに身近にアイヌの文字があるなんて知らなくてびっくりした

〇文化・生活について

・これからもアイヌ文化をまもっていきたいと思った

・アイヌの人達のことが、少しよくわかっておもしろかった

・もっとアイヌの人たちがどうしていたか知りたい

・修学旅行の前にもっとアイヌのことが知りたい

・アイヌ民族について知ろうと思った

・ウポポイのことにきょうみがわいた

・今もアイヌの人が住んでいるのがびっくりした

・アイヌの人がつけたのに変えられたのはなぜか気になる

・アイヌの人が差別みたいになっているのは、なぜか気になる

・アイヌの人たちはなぜ同じ北海道にいるのに差別されているのだろうか

・アイヌの人たちがそんなことがあったなんてかなしそう。


◎北黄金貝塚が世界遺産になっているわけを考えよう

<感想>

・石でものをつくるのがすごいと思った。

・昔の人が何をしていたか分かっておもしろかった。

・修学旅行で行ったときには、昔の人はこうだったかなって考えながらいきたい。

・現地に行ったら石器をよく見たい。

・行ってなくても分かることもあった。行ってみたらガイドさんの話を聞いて、そのように生活しているのかを知ろうと思った。

・貝しかないと思ってたけど、石の道具などがあるのがおもしろいと思った。

・北黄金貝塚は昔の人々のくらしが分かるところだとわかった

・しかのほねがあるんだと思った

・今日学んだことを忘れずに調べたい。

<疑問>

・なぜ、石で道具をつくったのか。

・石でできたどうぐがこわれてるのがぎもんにおもった。

・何故、昔の人々の物が残っているのか。

・なぜかせきにならなかったのか

・なぜ、こがね(金)がなまえに入っている?

・なんでいろいろな場所にあるのか。動物より海の物が多いのか。石をどうやって道具にしたのか。
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感想を読むと、学習をする中で様々な疑問が湧いてきていることが伝わってきます。
興味・関心が高まると、「問いを立てる」学習習慣も育まれていきます。
その成長は、中学へとつながっていきます。

昨日は、小中連携授業交流があり、教職員で中学校の授業を見に行きました。

子どもたちが生き生きと授業で活躍する様子をみて、
小学校を卒業して中学校でがんばっている子どもの成長の姿を嬉しく感じたところです。

小学校から中学校へのつながりを意識して、
「なぜ?どうして、調べたい!」
という子供が意欲的に学ぶプロセスを大切したいと思いました。

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