2024年6月6日木曜日

地域とつながる・地域で学ぶ子ども~楽しく国際交流!宿泊学習にむけて~

緑陽中学校区ではコミュニティスクール(別名:学校運営協議会 通称:CS)による教育の充実に資する活動を推進しています。地域の方々とつながって様々な教育活動を行うことを「地域学校協働活動」と呼んでいます。

その一環として、これまで、様々な地域人材を招いて出前授業を行ってきました。

本日の午前中、CSの委員さんにお越しいただき、低学年を中心に国際交流の授業が行われました。

日本語での説明はなくオールイングリッシュでコミュニケーションをとっていくのですが、子どもたちは状況から何を言っているのかを察知して笑顔で反応していました。

はじめは、3つのアイテムを代表の子がもち、英語でいくつかの文を読んで、それは誰のことかを当てる活動をしていました。

「YES!or NO!」と問われると、子どもたちは手振りをつけて「YES!」、「NO!」と元気に答えていました。


次は、実がいくつなっているかを数字で答えるゲームでした。紙に書かれた沢山の問題を解いて、できた人から次々と届けにいきました。

こうした授業などで低学年の子どもたちをみていると、リズム感がとてもいいなと思います。

例えば、幼児教育の中にリトミックという活動がありますが、音楽がなれば動き出す、音楽がやめば動きを止める、「トンボになろう」と言えばポーズをとるなど、幼少期の子どもは体で表現することに抵抗感なく取り組めます。ジャンプやダンスも大好きですし、面白ければすぐ笑います。

その特性を生かして、リズムにのってテンポよく遊びを楽しむような活動は、低・中学年の子どもには大人気です。


10歳以降になると、照れも出てきて、表現することを恥じらう様子もでてきますが、運動会のよさこいの踊りを見る限り、本校の高学年には、あまりためらいは見えませんでした。

それは、幼いということではなく、「人前で自己表現できる」と前向きに捉えていいと思います。

それができるのは、自分の心を開放することで得られる爽快感、充実感、達成感などを味わっているからだと思います。

それは、つまり、自己肯定感や自己有用感が育っている状態と言えるでしょう。

5年生は、宿泊学習に向けて、道徳や学級活動の時間などの中で、自分たちで学習や生活行動を楽しくするための取組を進めています。

各グループに分かれて、生活のきまりやレクレーション、スケジュール管理や会の進行など、綿密な計画を立てて準備する様子から、自立と自律、協働する力が育ってきていることがうかがえます。


偶然、キャンプファイヤーの係の子がシュミレーションをしているところに居合わせましたが、当日の様子を想像しながらセリフを言う、歌うなど、みんなを楽しませようという意欲の高まりを感じました。

宿泊学習や修学旅行では、学校から「社会」に出て、広く地域の方々と交流することになります。

挨拶はもちろん、利用する施設の約束やマナーを守ることが大切になってきます。

毎日の授業の中で学んだことを生かして、社会に生きる「大人」への第一歩として、事前学習にしっかり臨んでほしいと願っています。


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